10月13日 珈琲と紅茶と
雪車町地蔵のコーヒーはブラックのほう、雪車町地蔵だ!
雪車町地蔵の紅茶はロイヤルミルクティーの方、雪車町地蔵です(私の地方の方言でタイバニはいいぞの意味)。
三時のティータイム、うっかり豆を切らしていた私は泥水のごとき格安インスタント珈琲をすすらなくてはならないと休憩室へと向かう。
だが、しかし。
神は私を見捨てなかった。
先客としてその場にいた方が、ロイヤルミルクティーを二人分作ってくれたのだ!
珈琲はブラック派の私だが、紅茶となれば話は違う。茶葉次第ではミルクもはちみつも大歓迎だ。
そういうわけで、ほっと一息。
おいしいお茶を飲むことができた。
今度はお返しに、私がそれなりのコーヒーをごちそうすることになった。これぞ助け合いだ。
おいしいコーヒーやら紅茶を淹れる技術は、高校生の時分に叩き込まれたものだが、案外後々の人生で役に立っている。
人間、美味しいものを前にすると、妙に話がうまく進むのだ。
これについての正確な論説は、各自調べてもらいたいところだが、たいていの密談が高級レストランとかなあたり察してもらいたい。
正直私は、コーヒーやらお茶やら口にしないと、一日意識を保っていられるか怪しいので、こういうとき死活問題になる。
読者諸氏には当てはまらないとは思うのだが、カフェインなどの量には十分注意を払ってもらいたい。
雪車町との約束だ。
(無理やりまとめに入ったが、おまえが制限されてるだけだよな?)
(日に20とか飲んでたツケが回ってきたとも言えますね)
(おお自業自得)
(まっことそのとおり……それでは、アデュー!)
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