10月3日 面白いと思ったものを面白いと思えること

 カカオ72%に含まれるカカオは72%だぜ!(私の地方のあいさつで、今日も元気に日光を浴びようの意味)

 雪車町地蔵だ。


 人間というのは、結構簡単に擦り切れる。

 固い根菜だって、卸金にかければすりおろされるのだから、人間なんてあっという間だ。

 豆腐メンタルどころか、鋼メンタルでも、相手がヤスリじゃ勝ち目がない。


 そうこうしているうちに、世界の情景というのは色彩を失っていく。

 何もかもがモノクロで、機械的な思考しかできなくなる。


 そういった状況では、何が面白いのかわからない。

 小説に限った話ではない。

 アニメ、漫画、ドラマ、映画、絵画、パズル、数式、星空……それらに心が動かないというのは、結構致命的だ。

 世の中のなにもかもが、すでに解明されていて機械的にふるまえば済むというのなら話は別だが、そうじゃあない。

 心というやつがないと、この世界で生きていくのは、割と大変だ。


 面白いものが、面白いと思えることを、幸せなことだと私は考える。

 多分その感覚を失えば、私は小説を書きもしないだろうし、人生というものに意義を見出すこともできなくなるだろう。


 ひとは考える葦であるというが、なぜ考えるのかという点が、大事ということだ。

 その辺は私が高説たれることでもないので、なんか読者諸氏で考えて欲しい。

 死ぬまでに答えが見つかれば、あなたは賢者か大賢者だろう。


 ことほど左様に、生きて何かを生み出すとは、楽しいと隣り合わせであること……のような気がする。

 読者諸氏も、そんな楽しいを、どうかいつまでも感じてほしい。

 つまりはそう──


 センス・オブ・ワンダーだ。


 以上!



(え? いい話したつもり?)

(いつもの散文なんですから真に受けちゃだめですよ)

(実際に輝度が低い世界は怖いな)

(絶対そこ、アマゾンズいるでしょ……それでは、アデュー!)

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