9月28日 珈琲が許された日

 無水カフェイン!

 雪車町地蔵だ。


 ちょっとだけ、雑学的な話をしよう。

 珈琲豆の起源──その発見には諸説ある。そのうち有名なものが二つあって、一つは羊飼いの話だ。


 エチオピアのほうでとある羊飼いが、赤い実を食べた羊がめっちゃ興奮して元気になっているのを見つけた。これを知恵者の僧侶と相談して、二人で食べてみた。するとすごい元気が出て、僧侶たちは寝ずに修業ができるようになった──というのが一つ。


 もうひとつは、イスラム、アラビアでの話。

 古い時代、一人のお医者様がモカの王女様の病気を治しましたが、浮気しているんじゃないかと王様に疑われました。お使者様は山へ追放、お腹ぺっこぺこの疲労困憊。どうしたものかと思っていると、鳥が飛んできて赤い木の実が成る気を見つけました。この木の実をスープにすると、元気百倍! お医者様はこの実を使ってたくさんの人を助け、やがて戻ってくることを許されて守護聖人となりました──と言うお話がひとつ。


 どっちが先かと論じるのはあれなのだが、コーヒーノキはエチオピア原産だと言われており、アラビアにはのちに持ち込まれたのではないかとされている。

 まあ、そんなことはどうでもいい。


 重要なのは、珈琲には元気になる作用があるということだ。

 しかし、あまり元気になってはいけない人間というのもいて、私はこの一週間コーヒーにドクターストップがかかっていた。


 いやーつらかった。

 ようやく解禁令がでたので、明日からは飲めるのだ……

 ありがたや、ありがたや……


 人間ね、体は資本よ。支離滅裂だけどね、読者諸氏も大事にされたしなのだぜ……

 以上!



(コーヒー飲めるまではぁーって省エネ運転だったもんな)

(ぶっちゃけ、コーヒーがないと私のパフォーマンスは10分の1以下ですからね……それでは、アデュー!)

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