6月26日 答えは霧の中に

 ミスティック……

 雪車町地蔵だ。


 今日は、山に登ることになった。

 ひどい霧で、ほとんど視界がきかないなか、あれやこれやとやってきた。


 道路が通っていても、山の上に立ち込める霧は危険な代物だ。

 高速で動く自動車は、ライトの明かりでかろうじて対向車線の存在を知る……なんてことも、ないわけではない。


 だが同時に、霧は森への恵みでもある。

 霧とはつまり、水分である。

 それも、雨粒なんかよりよほど小さくて、長いこと空中に漂う水分だ。


 背の高い木は、その葉に霧を集め、幹を伝わせ、根っこへと水を送る。

 背の低く草たちにとっても、まんべんなく広がる霧は、まさに命の水だ。

 根腐れするような量にはならず、地滑りが起きるほどの密度にもならない。

 適量の水というのは、ある種得難いものなのである。


 人間にも、勿論水分が必要だ。

 この数日は特に暑いし、これからはもっと暑くなるだろう。

 読者諸氏もどうか、脱水などに気を付けて、こまめに水分摂取を行ってほしい。

 本日は以上だ。



(それで、なんで山に登ったの?)

(それはヒミツのミッちゃんです)

(ネタが古いんだよなぁ……)

(それでは アデユー!)


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