5月27日 ほんの少し、陽だまりの中で

 イントゥーザドリーム。

 こんばんはごきげんよう、雪車町地蔵だ。


 日中は暑いぐらいだが、暖かな西日を浴びているとつい転寝をしたくなる。

 それが幸せな時間なら、なおさらに。


 人間は孤独でも生きられる生命体だが、生物的にはやはり、自分以外が必要となる。

 簡単な話をすれば、誰かと笑顔で会話すると免疫力が上がったり、ハグするとストレスが緩和したりする。

 理屈がわからないとオカルトのように思えるかも知れないので、このへんは各自調べてもらうとして。


 なにを言いたいのかといえば、そのまま眠りについても安全な環境というのは、誰かがそばにいて見守ってくれる日々というのは、本当に得難く安心できるものだ、ということだ。


 夜眠る前に、もし目が覚めなかったら──そんな妄想を、小さい頃にした人も多いのではないだろうか。

 意識の断裂というのを、人間はあまり好まない。

 未知である恐怖とは似ているが少し違う。

 自分のあずかり知らぬところで物事が終わることを、潜在的に恐怖するのは知性と想像力がなせる業だ。


 そして、その想像力があるからこそ、自分以外の誰か──それが信頼できたとき、強い安心感を得られる。

 具体的な話はやぼったいので省略するが、読者諸氏が健やかな眠りを迎えられるよう心より祈る所存である。

 以上、終わり!



(今日はいつも以上に取っ散らかってるな)

(感覚的な問題ですからね。幸福の形は様々です)

(あっそ)

(はい。ではでは アデュー!)

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