龍と邪眼とツッコミと!? 1 ~やってきた異世界がボケの宝庫とは……~
ブリしゃぶ
プロローグ
「……メイトは?」
今思えば、異世界に来て最初の一言目があれじゃあ恰好も示しもつかねぇわなぁ。
てか、どんだけアニメショップに行きたかったんだよ、俺は。
しかし、異世界に来ておよそ一週間くらい経っただろうか? 俺もずいぶんこっちの世界に慣れたもんだ。いや、もしかしたら元々適応力は高いのかもしれない。だって俺は今――。
びゅうおおおおおおお!
――ものすんごいスピードで空を飛んでる、龍の背中に平然と跨ってるんだからね。
これが俺が転生しちまった異世界。龍が大半を占める(らしい)世界。
―【ディオリオン】―
どうして俺がそんなファンタジー満載の世界に足を踏み入れちまったのか。真相は分からないが、経緯だけでも語るとするか。
というわけで、まずは語り手である俺の紹介からしないとな。
俺の名前は――。
「なあオタクよ~腹減ったから寄り道していいよな」
「おいいい! 人がせっかく名乗ろうとしてるのを空腹が理由で邪魔するな! それに、俺の名前はオタクじゃなくて、たち――」
「お、美味そうな龍発見。舌噛むから独り言いい加減やめろよなオタク~」
ぎゅいいいいいいん!
独り言じゃねぇし! てか、漢字変換すらさせてもらえないのおおおおおおおおおお……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます