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XXX
・ハード
190cm 230kg
灰色の専用重合金装甲で、全体としてダボっとした感じ。厚く太く、全体として丸みの帯びたフォルム、突起や飾りは極力排除されていて、遠くから見ると石のように見える。関節部分も同色の灰色での強化ビニール装甲で、見るからに機密性が高い。
頭部から首、肩に至るまで一体化している装甲で、可動は不可能。顔も正面を向いている二つのカメラアイ以外は仮面のようにのっぺりとしている。
腕は太く、可動域は狭くて脇を締めることすらできない。左手のマニピュレーターも太く、小指があるのにもかかわらず、それがかえって異形のものにしか見えなくなっている。
右腕はさらに太く、指の代わりに先端が大きなライトのようになっている。さらに右ひじから伸びたケーブルは背中に背負ったバックパックに繋がっている。
足も同様、太く関節がそれほど動かない。
全体としてもぞもぞと動く、純粋なスピードも速くない。
パワーはある方だが、自重が重すぎてそれに割かれている。
耐久力はかなり高いが、それでも全てを捨ててまで、というほどではない。
・ウェポン
ゼノフォビア、対ABC装甲、全身を覆う装甲は機密性、耐腐食性、さらには絶縁体で放射線もかなりカットできる。オリジナルは協力会社から提供された人間用装備を改良したもので、重金属合金に鉛を挟み込むことで対放射線に対して大幅に強化してある。
実験データーを協力会社へ提供しなければならない。
・スペシャル
XOXレイ、右腕のライトの先端より、超強力な電磁波である放射線を照射する。とある国の規定で70年分とされる放射線量を一分で与えることができる。
放射性物質を用いず、電気エネルギーのみで、しかも指向性を持っており、局所的に狙った相手のみを攻撃できる。悪魔の兵器。
急性放射線障害の主な症状は悪心、嘔吐、全身倦怠など、二日酔いに似ている。そこから白血球の減少や臓器不全、意識障害、脱毛、水膨れ、壊死、大体死ぬ。
ただし照射を受けている方はこういった症状を感じることはできても放射線そのものを感じることはできず、見ることもできないため、離れた死角から照射されていても気が付くことができない。それは使っている方も同じで、指のトリガーがあるとはいえ、効いているかどうか、命中しているかどうかはわかりにくい。
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