ユニット

・ハード

２００ｃｍ　１５０ｋｇ

艶消しのされた黒い軽合金装甲、ひし形の箱を鋭角部分を正面に向けたようなパーツで構成されている。鳩胸で、全体として前後に広い。

頭部も同様で、二つのカメラアイの間、鼻がある上を通るように角が縦に伸びている。

腕も同様で左右に広げることで翼とも鰭とも見える。

小指のないマニピュレーターはどれも細長く、先には重金属の爪、足も同様で、脛の部分に角があり、つま先などの先端も直角に鋭いが特別強度があるわけではない。

パワー、スピード、耐久力、どれをとっても特別に優れているわけではない。ただカメラアイの視野は広い。

・ウェポン

アンダーバレルグレネード、本来はライフル銃の銃身下にオプションとして装着するものを拳銃のように使っている。単発式で再装填は考えておらず、一丁のみ。発射するのは破片式グレネード弾で、取り留めて威力の高いものではない。

・スペシャル

アルティメットアンブレイカブル、内部に設置してある時間停止装置により、自身の時間を止めることができる。非情に強力ながら、１００万分の一の確率で暴走し、時間が止まり続ける欠陥が残っており、いつ果てるもなく停止し続けるリスクから倦厭されている。

止めている間は時間は当然のこと、それ以外の物理、魔法、その他あらゆる現象の影響を受けない。外見も闇のように厚みのない姿となり、光の反射がなくなる。また止まっている方はまるで場面が切り替わったかのように止まっている間の意識なども飛ばされる。

時間を止めている時間は発動前に設定し、右手小指で一秒ずつカウントし安全装置により最大３０秒、左手小指で発動し、自分の時間を止める。

バトルスタイルは完全なカウンタースタイル、相手の攻撃に合わせて時間を止め、ひし形の角を破壊不能の強度を誇る刃としてぶつけて自滅させる。

本来ならばもっと重武装させたいのだが、時間を止められる質量の制限と、その変化に対応するためのコンピューターの限界、また時間停止前後の不確定要素の軽減などの問題で、この姿となった。

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