自主企画『ｖｓアルファベット』用設定 A・M・G

N

ノーバディ

・ハード

200ｃｍ　９0ｋｇ

深緑色の軽量セラミック装甲で細身の長身、頭部は骸骨を模しており、赤い右目と青い左目を持つ。口は開閉するが、素体となったものは大半が無口となるため、喋る姿はあまり見られない。

頭部同様に骨だけのような細い手足だが、手首から先は手袋をしてるかのように太く、色も白い。マニュピレーターに小指はない。指の指紋が鑢のように固くざらついていて、指を鳴らすと小さな火花が出る。

よく見れば親指以外の三本の指の間に針で突いたような小さな穴がある。

足も足首から先が白く、どちらも滑り止めのゴムでコーティングしてある。

完全なスピード重視、パワーも装甲もお世辞にも優れてるとは言い難いが、軽量ボディは小回りが利き、純粋に早い。地味にバッテリーの持ちも良いため、かなり長期間逃げ回れる。

・ウェポン

ネイルガン、口径が小さい特殊ブルパップ式のサブマシンガン、弾丸を釘のように細長くすることで軽量で、しかも少ない火薬の量も、圧力を高めることで変わらない威力を保てる。欠点としては特殊弾頭ゆえに値が張ることと、ライフリングが刻めないため命中率が悪いこと、射程が短いこと、銃身から弾が抜けきるまでの時間が長いため連射速度がさほどでもないことがある。装填数５0発。

ニードルガン、こちらはさらに口径を小さくし、弾を針にしたもの。欠点はより悪化し、肝心の威力も人の肉に刺さる程度まで落ちている。隠し武器として口の中に一発だけ仕込まれており、しゃべるには腹話術の訓練が必要となる。

上記の特殊弾頭、および針はニトログリセリン合成結晶でできており、射出後空気と反応し約3秒後に爆発する。なかなかの威力で、肉に刺さった状態ならば弾けて骨がむき出しになるほど。

・スペシャル

ナノニトロ、超微粒子にされたニトログリセリン合成結晶、あまりの粒子の細かさ故、人が吸い込めば鼻や肺から体内に取り込まれてしまうほど。

手の小さな穴より噴出するがその量は調整されているため、当然眼立たず、若干味覚に苦みを感じる程度しか感知されない。

当然爆発するが、こちらは発火点が高く、それだけでは空気にも反応しないため、指を鳴らして着火する必要がある。

一度着火すればその爆発力に粉塵爆発が重なって高熱の火柱が立つほどに強力、しかも体内に取り込まれたものも出血などで外に出ていてかつ熱に触れれば連鎖的に爆発するため全身の血管が爆発して判別不可能なほどひどいことになる。

当然、自爆のリスクもあるが、このナノニトロはある種の肉眼では見えない波長の赤外線を受けると発光する性質があり、右目から人知れず放たれたこの光を左目の専用カメラを通してみることでどこにどれほどの濃度で漂っているのか、自身は見ることができる。