F

フォーオーナー


・ハード


165cm 105kg

薄緑色の軽合金装甲、全体として横に長く、猫背。

前に突き出たような頭部も横に広がっていて、飛び出た魚眼レンズからまんま蛙のような外見をしている。

鎖骨の辺りから左右に分かれて、肩の上を通って背後へ先端が延びている、車のマフラーのような筒がある。

腕は短く細いが、小指のないマニピュレーターにはゴムが張り付けてあり、グリップ力はある。

足は短く見えるが、逆関節により折りたたまれていて、まさに蛙のようにピョンピョンと小刻みに跳ねながらの移動を行う。


・ウェポン


ファングガン、専用水中銃、黄緑色で、丸みを帯びた両手持ちの水鉄砲のような外見をしている。リボルバーで六連発、大型密封弾倉に火薬と酸素を封入し、鏃のような弾丸を発射する。ライフリングが施されておらず、銃としての威力はサイズのわりに低いが、水中など空気のない場所でも問題なく使用できる。


・スペシャル


フロッグマン、水中使用、機密性が高く、外部からの空気供給がなくとも2時間は戦闘が可能。ただし体重を含めて水中での活動は得意ではない。

フォグ、左手小指スイッチにより、肩から背後に伸びる筒から白い霧を噴霧する。成分としてはほぼ水で、熱くもない。が、視野を遮り、姿を隠すのには十分効果する。ただしその中でも緑は目立つ。

フォーカス、専用カメラアイは、視野が広く、加えて右手小指のスイッチでロックした対象を半永続的にロックし、視野に赤い枠で強調表示される。霧の中でも相手を見失うリスクが減る。

フィーバーフィールド、白い霧の中に含まれる細菌兵器。霧を吸い込むか、傷口などから体内に入ることで感染、以後はエアロゾル感染で広がる。

感染から一時間以内に現れる初期症状は発汗、軽い咳、発熱。それから熱はドンドン上がって行き、処置をしなければ42度を超えるに至る。さらにその為の脱水症状に急激なカロリーの消費、下痢や嘔吐、意識障害と続いて致死率は70%ほど、その大半が36時間以内に死亡する。だが30%は特別な治療無くして完治し、さらに抗体までも獲得する。

ワクチンは存在するが、わざわざ持ち歩くメリットはなく、補給物資にも含まれていない。が、協力関係にある組織内になら一定量、配備してある。

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