ミエ(VS100用)

白Ⅱ

第1話「プロフィール」

■名前→ミエ(本名不明)

■性別→女性

■年齢→26才

■外見→身長171㎝。色の薄いプラチナブロンドの髪を腰のあたりまで伸ばしている。バランスのいい体型をしているが胸がないのが悩み。

顔は整っているが生来のめんどくさがりのため服装はテキトー。ほとんどジーパンにTシャツ。

■性格→のほほんとしていて「のんびり暮らしたい」が口癖。人を和ませる不思議な魅力を持っている。語尾が伸びる特徴的なしゃべり方をする。

年下の人間にはお姉さんぶるが全然様になっていない。

戦闘になると性格が変わったように見える(あくまで他人が見たら、本人はいつもどおりのつもり)。冷静に状況を分析し、自分の持ち札でどこまでできるかを判断して行動する。決して無理はせず、命大事にをモットーに行動する。

■経歴→超能力や魔術を研究している「school(スクール)」と呼ばれる施設で育った。ここで能力の開発と制御をしていた。

二十才になった時にスクールを卒業し、政府の非公式武力組織に所属。主に暗殺などの仕事をしながら過ごす。

或る時、同卒の人間を殺害する命令が下りそんな日々に疑問を持ち、組織を離反。それ以来追われる身となる。

今回の話にのったのは異能力者がたくさんいるような世界なら平穏に暮らせるかもと思ったから。

■能力→「原子操作」→触れているか半径五メートル圏内にあるあらゆる物質の分子結合を操作する。その結果、硬さや化学組成を操作することができる。

ミエは爆弾作りに特化した原子操作を行う。

・「落とし穴」→効果圏内の地面を柔らかくして落とし穴を作る。対象がそれに足を取られたら即座に凝固して固定する。

・「地雷」→効果圏内の任意の地面に爆発物質を生成。

・「スワンプマン(泥人形)」→地面からどんな形にもなる人形を作りだす。それらの内部には爆弾が入っている。ほとんどは自分と同じ人形を作る。

能力の使用限界は連続稼働で三分。効果圏は半径五メートル。効果圏外にでると能力で作ったものはすべてキャンセルされる(スワンプマンは壊れ、地雷はもとの物質に戻る)。

・「耐熱耐衝撃ガード/生者の棺」→爆発から身を守るために体に展開する防具。棺木のように見える。


■戦闘実験参加の経緯

 無機質な白いライトが遠近感覚を狂わす。

 「懐かしいなぁ」この施設はどことなくスクールを思い出させる。

 組織から離反してずいぶんと経つ。

 逃げつつお金を稼ぐのは大変ですよぉ。

 それでも何とかやってきたけど。

 「そろそろ限界かなぁ」いかんいかん、ネガティブな思考は。

 ここのうわさを聞いたのは一か月前。

 「なんでも異世界のモンスターと戦う実験をやってる会社があるらしい」

 「ふーむ。興味深いねぇ」

 「胡散臭い話だよ」

 「でも最近、能力者が失踪してる事件があったよぉなぁ」

 「なんでも、モンスターを倒すと好きな異世界に転送してくれんだそうだ。今の世界から別の世界に行きたいなんて、よほどこの世界が嫌いなんだろうな」

 「まー中々に生きづらいからねえ」

 契約書にサインする時は妙に気が楽だった。

 死ぬか、生きるか。

 シンプルだ。

 人生シンプルにはいかないもんだけど、これくらいシンプルであると見せられると逆に生きる気分になってくる。

 この世界にはもはや私の居場所はないだろう。

 異世界行って人生をやり直すんだ。でもそこでも失敗したら?

 そう思っていると「   」重力が少し下にかかった気がした。

 ついたようだ。

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