第6話

「チームヒロシ?だっせ」

「おーい。優ちゃん、お前もその一員になるんだぜー☆。つってもまあ覚えられないだろうから一人一人の紹介はまた今度だ。ゾンビについて教えてやる。退屈だからって寝るなよ」

こんな奴とつるんで大丈夫かよ?不安だな。

でもゾンビについては知りたいしな。

「ああ、説明よろしく頼む」

「がってんしょうち〜☆」

やっぱりウザい!

「え〜え〜あーオッホン、ゾンビというものは人間が一度生命活動を終えたものであ〜る」

「ちょっと待てキモい」

「ひっど〜い♪わかった淡々と説明する☆」

なんだコイツ・・・

そしてコイツの話を要約すると


ゾンビは永遠の命と引き換えに新鮮な人間の肉を食べなければ腐ってしまう


だから人間を襲うのかよ


そして多くの個体が腐りかけのため生前より動きが緩慢だということ


これは見てたから知ってる。


発話は可能であるが生前より遅く滑舌が著しく悪いため普通の人間にはうなり声にしか聞こえずゾンビ同士での意思疎通に使われる。


ってことは人間とは会話できねーってことだよな


彼らの体液が入った動物はゾンビ化する


人間だけじゃねーのか


肉体の維持のため人間を食べることを最優先に行動する。


人間を食べればアンチエイジング!ってことか?


「わかったかな?☆」

「うるせえよ」

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