盲目
水蛭子
第1話
今日の出来事を書き記しておこうと思う。
どこから書こうか。結末のあたりだけで充分な気もするが難しいな。
このノートが誰かに見つかった時、詳しく描写した方がわかりやすいかな?それとも簡潔に書いた方がいいか・・・迷いどころだね。
とりあえず書き始めてみよう。
僕は恋をした。笑顔の素敵な先輩に惚れていた。
自分に向けられる笑顔、それは特別なものに見えた。脈あり。そう、僕はおもったんだ。
だからこそ告白しようと誘ったんだ。楽しませる自信はなかったのだけれど・・・
遊ぼうと誘ったら先輩は人数の確認をしてきた。
二人だと伝えると、はにかんで少し考えたのち「二人で遊んだことないもんね。たまにはいいか」と笑顔でそう言った。内心ガッツポーズだ。
僕にとっては一世一代の初デート。
楽しませるためにデートを成功させるために
いけ好かないモテ男にまで教えを受けた。
絶対に成功させるという気持ちで
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