僥倖の魔女

@yumesigoto

僥倖の魔女 プロット

 長編を書く練習に短編を書こう!

 そう思い立ったもののオチがいまいちしっくりこず放置してしまっています。

 ちゃんと書いてみたい。 


世界観:現代日本



あらすじ


 主人公(未定)は三十代。

 十数年前、とある連続少女殺害事件の容疑者としてメディアに取り上げられる。

 事件自体は証拠もなく結局不起訴に終わるものの、周囲からの謂れのないバッシングにより仕事を辞めざるをえなくなる。

 友人、家族とも疎遠になりバイトで日銭を稼ぐものの、時折愉快犯が主人公のバイト先へ嫌がらせをおこないすぐにクビ。

 そんなことを繰り返しすっかり夢も希望も枯れ果てた男の物語。


 

 十数年の歳月により、鳴りを潜めていたはずの嫌がらせ(職場に大量の主人公は殺人鬼と書かれたFAXが送られる)をきっかけにバイトをバックれた主人公。

 自分の人生を悲観し自死を考える。

 そんな時、今まで考えないようにしてきた事件の記憶が甦った。

 ちょうど事件があった日から2日後。主人公は自分の眼の前で死んだ少女に花を添えようと思い立つのだった。




 主人公が事件のことを思い出さないようにしていたのは、もちろん過去のトラウマが原因だった。

 しかし、それだけではない。

 主人公はその時少女が殺された現場で、バケモノを見たのだ。

 真っ黒なローブに身を包んだそのバケモノは、少女を食っていた。

 誰からも信じてもらえず、いつしか自分でも気の所為だと思い込んだその記憶。

 主人公は事件現場へと赴くうちに徐々に思い出していく。

 事件現場にたどり着いた主人公は、そこで再び黒ローブを目撃する。

 しかしローブの下は人間の女で、ほっとする主人公。

 そんな主人公に対し、女は「待っていた」と告げる。

 主人公はその場から逃げようとするが、女は魔法で主人公を束縛する。

 やはりバケモノは実在したのだと狂乱する主人公を、女は魔法で眠らせる。




 主人公は自室で目を覚ます。

 部屋の中にはあの女が。

 女は自らを僥倖の魔女と名乗る。

 再び逃げようとする主人公を魔法で脅し落ち着かせると、魔女は主人公を幸せにするためにやってきたという。

 バケモノの正体についてや、魔法の実演を見せられ主人公はようやく魔法の存在を信じるようになる。

 同時のその凄さに感心しいったい何をしてくれるのかと問う主人公。

 しかし魔女はなぜ自分がそんなことをしなくてはならないと冷たく返す。

 魔女は自分の弟子だという少女(未定)をその場に残し、いずこかへ去ってしまう。




 主人公と少女だけが、部屋に残された。

 少女はなぜかフルフェイスヘルメットを被っており、怪しさがとんでもない。

 しかし言葉遣いは丁寧で、主人公に幸せになってもらいたいと真摯に訴える。

 だが主人公も魔女が消え少し冷静になり、ばかばかしさを感じはじめる。

 金、女、名誉。そんなわかりやすいものを寄越せと言い、無理なら帰ってもらおうとする主人公。

 少女は金は主人公が幸せにならないから却下する。

 女も同じ理由で却下。

 しかし名誉なら、どうにかなるかもしれないと言う少女。

 主人公を街へ連れ出す。




 フルフェイスヘルメットを被った少女なんかと一緒に歩いていたら確実に通報されると怯える主人公に、自分も魔女の卵だから安心しろと自信満々の少女。

 少女は主人公だけにしか見えなくなる魔法を使い街への散策を続行する。

 そんな中、主人公はバックレたバイト先での同僚JK(未定)と遭遇してしまう。

 主人公になにか言いたげなJKだったが、主人公は過去に受けた嫌がらせの顛末がトラウマとなり露骨に別れる。

 やはり外になんか出るんじゃなかったと後悔する主人公に、突然少女が「見つけた」と案内を始める。

 少女が案内した先は起きて間もないビル火災の現場で、消防車も到着しておらず数人の野次馬が慌てるのみ。

 少女は中に人が取り残されているといい、自分の魔法で手助けをするから救助をしろという。

 なんだかんだあったが結局従う主人公。

 しかしヒーロー気分に浸る気にもなれず、気絶した被害者をその場に、裏口からそっとその場を立ち去ることにする。

 だがその様子をJKに目撃されていた。

 JKは自分は事件のことなんて信じないと宣言し、主人公は少し救われた気分になる。

 そんな時、JKは主人公のそばの少女に気がつく。

 実は少女の魔法は同時使用ができず、主人公を火事から守る魔法を使ったため消える魔法が切れていたのだ。

 とっさに親戚の娘だとごまかす主人公に、あまり疑いを持たないJK。

 子供好きだというJKはすぐに少女と仲良くなる。

 そして、悪戯心から少女のヘルメットをとってしまった。

 ヘルメットの下は美少女で、それを盛んに褒めるJK。

 しかし主人公にはその顔に見覚えがあった。

 脳裏に焼き付いて離れない、あの日目の前で殺された少女とそっくり同じ顔がそこにはあったのだ。

 

 



 

 










 

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