第25話


すべてを捨てて



どこにだって行ける 今いるここを離れて

誰のことも知らない 新しいどこかへ

今いるこの私をそのままとして

どこにだって行ける


自由の風と苦しみの波にさえ乗れば

この世のすべてはきっと踏破できる

シンセが響いて オルガンが鳴いている

興奮と混乱の狭間に落ちていく

未知が口を開けて待っている


知らない顔ばかりの 何もかもが新しい

そんなどこかでも


月が落ちていく どこかへと

太陽が昇ってくる どこかから


今いるここと 思い描くそこと

捨てられないものがある

捨てなくていいものだってきっとある

それを胸に抱えて 前に進めばいい

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PHOPKANMAI オノマトペとぺ @General

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