第13話

周囲のコトバに流されて生きてきた

周囲のコトバに従って選択してきた


それはきっと

教科書のような何かに

良いとされる何かに

沿うように、当てはまるように

生きてきたということ


それは良いことなのか、そうでないのか

判断はできないけれど

いままで確かに幸せに生きてきた


それでも

そうとわかっていても

子どもという括りから離れるほどに


周囲のコトバは騒音に

大人の意見は雑音に

そして心の中に小さなトゲを残すようになった


よい学校に通うこと

安定した職業に就くこと

結婚して子どもに恵まれること

そうなるように努力する

そうなるように選択する


そこを目指すのが正しさ

そこを目指さないのは間違い


そんなのは納得できない

そうじゃない幸せだって確かにある


頭の悪い選択だったとしても

心に良い選択かもしれない


それで心が踊るなら

安定も確実も、捨ててみれば良い


周囲のコトバに惑わされず

周囲のコトバに邪魔されず


心が幸せになる選択を

できるような大人になりたい




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