☆にわとり☆
いっそのこと
にわとりになりたいです
コケコッコー!と声高々に
朝日に向かって鳴くのです
街も人も森だって
みな私の声に目を覚まし
「もうちょっと寝かせて」
などとは言わないのです
カチカチカチと
地面を歩き
コツコツコツと
ご飯をつつく
今と大きな違いはありません
だけど素敵じゃありませんか
朝の訪れを告げる
白いにわとりになりたいのです
(目覚まし時計)
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