スペシャルステージ

その後、結局僧侶の少女は脱落してしまったが、それでもしっかりと十階層に到達していたので、結果は十回層到達となっていた。


「それにしても、結構みんな頑張るな。」


そんなことを言っていたが、残っているパーティーは残り3組。


それは、最前線組と、復活組だった。


復活組に関しては、前のことを考慮して、慎重に進んでいるのと、まだまだ実力には届かないようなモンスターしか出ていないことだった。


「さて、そろそろ時間的にも、終了の時間かな。」


実際、良い感じに時間がたってきて、そろそろ帰宅しないといけない人たちも出てきた。


『さて、今回は時間の都合上、そろそろ大会のほうを終了させたい。

しかし、今のまま終わらせるのもいけないだろう。

だからこそ、今回の順位に関しては、現状の到達階層にするが、ここから催し物のほうをしたいと思う。』


そして、ダンジョン内の挑戦者は転移魔法で一つのフロアに集められた。


『ここからは完全に君たちに対しての挑戦だ。

これに関しては順位はないが、今から強力なボスを出す。

そのものに与えたダメージ量に応じて、大会本部のほうから報酬金を出そう。

この金額に関しては、基本的に与えたダメージに応じて増やすのだが、ここで一番やってはいけないことを言う。

もちろん、ダメージ量に応じて報酬金を増やすといったが、ほかのプレイヤーを攻撃してしまった瞬間に、報酬金のほうを下げさせてもらう。

もちろん、故意でなければいいのだが、故意であるかは、客観的視点から見て入れば、簡単にわかる、注意してくれ。』


この声に関しては、会場のほうの見ている人には聞こえていない。


これに関しては、挑戦者たちの志を高めるためにだけやっているので、あえて、会場のほうに流していないのだ。


それに、この声を会場のほうに流して、もしも彼らが今まで以上の力を発揮してしまっては、金に貪欲で、金が絡んでいないと活躍を全然しないような者に見えてしまう。


『それでは頑張ってくれ。』


そして、そのフロアに出てきたのは、巨大なモンスターだった。


もちろん、HPは異常に高く、絶対に倒すことはできないレベルで、攻撃力に関しても、結構高かった。


その分、素早さが遅いので、簡単によけられるし、隙も大きい。


しかし…彼の攻撃に当たってしまえば。


『やべ!よけられ!』


そして、攻撃があったてしまった男はそのまま壁まで激突してしまって、そのまま見えないところまで埋まっていってしまった。


このように、一撃当たってしまえば、簡単に脱落してしまうのだった。

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