第437話バルバロット帝国入国
まず、最初に彼が悩んだのは、仲間を探すのを優先するか、それとも、アインの国に先に行くことを優先するかだった。
「さて、どちらを優先しようか…」
しかし、この決断に関しては、割と早く決まった。
「よし、先に彼の国に行くか。」
それには、理由があった。
まず、仲間を増やすということは、もちろん、規模が大きくなることだ。
そうすれば、さすがに、王族側に何かしら感づかれてしまう可能性がある。
そんな中で、アインの国に行けば、悪さをしに来ましたよ。と言っているもんなので、まだ、規模が小さい、今のうちにアインの国に行くのがいいだろうと考えたのだ。
(そうと決まれば、まずは入国条件だな。)
国によっては、入国条件を設けている国もある。
アインの国にはないが、その代わりに、過去にやってきた罪に関しては、入国上に入っただけで、検出されるようになっている。
しかし、人はだれしも何かしらの問題は起こしているので、ある程度の罪では、入国は拒否されない。
それこそ、人を殺めたや、国に対する反逆を過去にやっているとかがない限り、入れてもらえることになっている。
そして、今から彼がやろうとしているのは、王族間の結婚の妨害なので、やってはいけないのことなのだが、さすがに現状はやっていないことを調べるほど、その装置も優秀ではなかった。
そして、このようなことを調べるためには、とりあえず、その国の近くで情報収集をしたほうがいいと決まっていたので、彼はバルバロット帝国の近くの町まで向かった。
そして、現地の人に聞いたところ、特に何も準備しなくていいと聞いたので、本当に何もしないで、国境まで向かった。
「こ、これは…」
そこにあったのは、高くそびえた壁だった。
そして、壁の一番下には、入国場が設置されていた。
「なるほど、これは侵入する者がいないわけだ。」
さっきの町でどこから入国できるかも聞いておいたのだが、それは正解だったなと彼は思った。
もちろん、これは魔法による侵入を防ぐことはできないが、それでも、物理的な侵入を妨げる役割は果たしている。
しかし、そんなことは、今は関係ないので、彼の話に戻ろう。
彼はさっそく入国をし、そして、一番近い街へと向かった。
「しかし、この国の道はよく舗装されているな。
もちろん、この国だけでなく、世界中の国の大半は道路を舗装しているが、それでもバルバロット帝国の道に関しては、他の国々とはかけ離れていたのだった。
「しかし、こんなところで、怖気づいているわけにはいかない!」
彼が相手にしようとしているのは、そんな国の王なのだ。そんなに簡単に、怖気づいているようでは相手にならない。
そして、彼は、できるだけ情報を集めれるように、帝都に向かっていった。
帝都につくまでは、何日かたったが、それでも安全に帝都までは行けた。
そして、彼はさっそく情報収集を開始するのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます