地の文を入れて完成させよう!

 地の文を入れて完成させよう!

 https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054891033997


 この企画を思いついたのは、台詞だけで構成されているSSの自主企画を目にしたのが発端です。台詞だけで物語を構成するとなると、絶対説明台詞が多くなるじゃないですか。説明台詞を省きまくってもSSで面白い話は書けるのかな? と思ったんですよ。説明台詞は不自然なので、出来れば入れたくない派なのです、私。


 で、敢えてムチャクチャ説明台詞を省いたSSを一本書いてみたんです。そうしたらやっぱり台詞だけだと全く意味が分からない。そこで、これ、逆に企画に出来るんじゃないかなと思ったんです。

 台詞はそのままで、それを見た人が好きに地の文を入れたら台詞が一緒なのに違う作品になるんじゃないかって。同題異話ならぬ、同台詞違話ですね。


 これを自主企画にするに当たって、サンプルが1個じゃ参加する人も少ないだろうと、いくらかサンプルを書き足します。そうして5つの説明台詞なしSSが完成しました。これで準備は整ったと、満を持して企画を立てたのです。


 正直、こんなニッチな企画に参加してもらうには作者のネームバリューも大事です。私がもし同題違話の企画を立てても、きっとオリジナルの人のようには盛り上がらない事でしょう。

 なので、全然参加者が集まらないかも……と言うところまで覚悟していました。


 ですが、蓋を開けてみると、私以外に5人の方が参加してくださったのです。こんなに嬉しい事はない……(落涙)。

 皆さんしっかり趣旨を理解してくださって、ちゃんと私の書いたSSに見事な地の文を書き加えてくださり、一本の素晴らしい短編を完成させてくださりました。参加してくださった皆さん、本当に有難うございます。


 5つ用意したサンプルですが、何故か一番最後のサンプルその5が一番人気でしたね。登場人物が一番少なかったので書きやすかったのだそうです。今後、また同じ企画を考える時は参考にしたいと思います_φ(・_・。


 この企画に参加した自作はこちらになります。


 地の文を入れて完成させちゃう作品サンプル集

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054891228404


 私、企画主ですのでね、5つ分のサンプルを完成させましたよ、ええ。しんどくも楽しい作業でした。自分で考えた台詞なのに、地の文の流れと合わないからと改変したりしてね。そう言う事ってありますよね。


 面白かったのは、私がそのつもりで書いたSSが他の人には別のイメージに見えていたと言うところ。具体的に言うと、サンプルその5を私と同じ物語に発想した人がいなかったんですよね。これはとても有意義な発見でした。

 自分の発想ってわりかしオリジナリティがあったんだなって。少しだけ自信も付きましたねぇ。


 と、言う訳で、ちょっとだけ好評だったので、タイミングを見計らっていつかまた同じ企画を立ち上げたいなとも思います。同題違話みたいに毎月恒例……とまでは行きませんけど、半年に一回とか、3ヶ月に1回くらいのペースで立ち上げてみたいなと。

 その時はサンプル数は3つくらいにしたいと思います。5つは流石に多かったので(反省)。

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