第155話 笑顔(あんかけ)

(むむむ……)

僕は今4色ほのぼなーずで大分ちほーに来ている。

ゴロゴロしてる毎日だけど……


ここんとこあんかけが悩んでる……?


「またあんかけが悩んでいるよ~?」

「またか……。ここまで来ると逆に気になる。」

4色ほのぼなーずなのに僕達3人には相談してない。何故。

「……もしかして恋じゃない?」

「何でそうなるんだよ……」

「だってイワプリコウジェン……」

「ああ成る程。」

「そうと決まったらお相手は……♪」チラッ

「……え?僕?」

やっぱりね。

「イカスミがグイグイ攻めたらいいんじゃないの~?行ってらっしゃい!」

「え~!?」


ギクシャクしてるイカスミがあんかけに近づく。

「……えーとあんかけ、じゃぱりまんいる?」

(3次元では2次元の食べ物食べれない……)

「えーとじゃあ何か欲しい物とか……」

(んー教えれない)

これはダメかと思ったが


しばらく離れた場所で放っておいた頃。

「なぁあんかけ、世界を自分の物にしてみたいと思わない?」ニヤニヤ

(あー思う思う。毎日夏休みにする。)ニッコリ

イカスミ、調子乗ってきてないか?

(フルル)

「あ、そうか。イカスミ~?ちょっとこっちに……」

「あ、フルル、分かった」

イカスミがこっち来た。


「で、どうかな~?」

(……はぁ)

「ダメか~……。」

あんかけは元通り。

「ってかイカスミって……あんま照れなくなったね~?」

「……うるさいな///」

イカスミはいつも通り、か。

「ん~、何が原因なんだろ~?」

(気になるね~。笑顔パーティーしたら?)

「あ、懐かし~。フルルの笑顔のアレか~。」

僕は老人でもそういう思い出は残っている。

「よし行くよ~!」

(……ってぶっつけ本番!?)

「もちろんだよ~!ぶっつけ本番でいいよ~!」

「え?ぶっつけ本番なの?」

「わかめ~!わかめ~!」

ダメだ、フルルの頭の中はわかめでいっぱいだ!


「あんかけ~!ハッピバースディー!」

それは無理がある!

(え?私の誕生日まだまだ先なんだけど!)

「そ~だったの~?」

(1月だ1月)

「嘘だ……。」

(……?)

あんかけすごい困惑してる!

どうしよう。

「グエ!グエ!」

僕はイカスミに向かって鳴くことしか出来なかった。どうしよう。

「え?えっと……あんかけ!笑って!」

直球!

(みんなしてどうした急に……!?)

バレてるよ!


(……もうネタバラシしたら?)

「そっか~……。イカスミ、ネタバラシするよ……。」

「マジか……。」

(ネタバラシ?何かあったん?ってかめちゃくちゃやん。)

僕とフルルとイカスミはあんかけに全てを話した。

あんかけが悩んでいたから笑顔パーティー的なことをしたと……

(……成る程ね?でも悩んでいるのはあんた達には教えれないかなぁ。)

「やっぱり恋なの~?」

(急にどうしたフルル……それは不正解。)

「不正解か~……。」

「ん~やっぱり不幸って……」ニヤニヤ

イカスミヤベェ奴だよ!

「まあパーティーはお開きってことで……かいさ~ん」

「りょうかーい」

こうしてパーティーはお開きに……何だったんだ……



だが悩みは解決していないもよう。

ここで放っておいて訊かなくて解決しなかったから……

……あんなことに


(大丈夫、まだ大丈夫。抑えきれル。でもパークに帰っタラ……ヤバイ。壊レロ。

……妬マシイ。

……はっ。危ない。)

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