第50話 白組(ぜんぺん)

「さぁ始まりました!2018年度ジャパリ運動会!司会のあんかけ焼きそばPと!」

「解説の裏あんかけ焼きそばPです。」

「明るい声があんかけ、暗い声が裏あんかけと覚えて下さい!」

僕は今PPPと一緒に白組の列に並んでいる。待ちに待った運動会。思いっきり楽しむぞ!

「じゃあ早速開会式ぃ!開会の言葉!赤組組長ワシミミズクさん!白組組長アフリカオオコノハズクさん!お願いします!」

「「はい。」」

2人が前に出る。


「どうも、赤組組長ミミちゃん助手です。今日は張り切っていきましょう!」

「どうも、白組組長コノハ博士です。お前らなら出来るです!頑張るです!」

「お互いいい運動会にしましょう。」

「ジャパリ運動会のスローガンは

動物の力を発揮し、友達フレンズと協力する

です。スローガンに従うです。」

「博士の言う通りです。全力でやりましょう。これで開会式を終わります。」

博士と助手が下がる。


「さて!続いてプログラム1番!応援団紹介です!応援団の皆さんお願いします!」

どうぶつビスケッツとかばんとPPPが前に出る。

「みんな!赤組応援団団長サーバルだよ!元気いっぱい頑張ろう!」

「赤組応援団のアライさんなのだー!勝つのはお任せなのだー!」

「赤組応援団フェネックだよ~。盛り上がっていこ~。」

「赤組応援団かばんです!たつきショックにめげず頑張りましょう!」

「白組応援団団長プリンセスよ!気合入れていくわよ!」

「白組応援団コウテイだ。大丈夫、きっと勝つよ。」

「白組応援団ジェーンです!一生懸命頑張ります!」

「白組応援団イワビーだ!ロックにいくぜ!」

「白組応援団フルル~!運動会だから五月人形片付けなきゃ~」

五月人形……!?客の間で笑いが……

「あ、グレープも白組応援団だよ~」


「ではプログラム2番、リレーに移ります!」

いやいやリレー選手がサーバルとかチーターとかトムソンガゼルとか!みんな本気じゃないか……チーターはチーターだよね……?

「「位置について!よーい!どん!」」

そういえば耳が良いフレンズの為にぴすとるは使わないとか……博士と助手もっと声を張れ……

「わ~すごい速~い」

こんな速さペンギンに出せるわけない……ジェーンは泳ぎなら速いけど……

みんなに感心し赤組カピバラと白組コモドドラゴンのコモモの一騎討ち……

「こんな遅そうな奴に負けませんわ!」

先にバトンを持って全力で走るコモモと……それに追いつくカピバラ!?

「なっ!?何で追いついたのよ!?」

「カピバラは案外速いんだよよよ~」

カピバラの意外な活躍によって結局リレーは赤組が勝ってしまった……


「プログラム3番、玉入れです!」

これは全員出来る為全員参加。

「「よーい……スタート!」」

いや開始早々鳥のフレンズが飛んで……これあり!?

「裏あんかけ、飛んでるけどこれいいの!?」

「スローガンに従ってるだけでしょ。動物の力を発揮している。」

「うーん……あ、グレープ肩に乗って!」

いいけどどういう……まさか……

「これ入れてって~えいしょえいしょ」

(あ、うん!)

効率良く玉を入れれた。

「裏あんかけ、これもあり?」

「これもスローガンでしょ。友達フレンズと協力している。」

僕とフルルのお陰で白組勝利!いちいち地面の玉を取って入れるより仲間に貰って入れた方が早かったのにねぇ……


「プログラム4番ではなく!お昼休憩です!」

「はぁー疲れたぜー」

「サーバルがジャンプして玉入れるのイワビーが真似しただけじゃない……」

でも玉入れは1番僕とフルルが活躍したからな……疲れた後のじゃぱりまん最高……

「グレープ、食べ過ぎに注意だよ~」

「いやフルルが言っても説得力ねーよ」



そして昼御飯はみんな食べ終わり……

本番の午後がやってきた!

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