第48話 項籍・項羽と韓信! (17)

 自分自身の『俺彼女』とか、『俺嫁』って感じでね。


 まあ、自身が、古の覇王項羽様の正妻でもあった。と比較をしても見劣りしない程美しくて妖艶な褐色の肌を持つ女性だから仕方がないと、此方も思うから。


 籍が自分の項羽彼女対して、力強く応援コールを何度も送るの当たり前な訳だと思う。


 と、そんなは、自身の後方で待機をしている籍からの熱いラブコールの期待に添えるような働きをして見せたよ。


 一人で、敵の将でもある劉邦の親衛隊長を務めている樊噲はんかいや、知勇共に優れた敵将 曹参そうしんの等の敵将二人を相手に押されるどころか、自身の愛用する奉天檄を使用して──相手と打ち合い。


 剣戟の音をこの地に響かせながら押し返して──。


 世の者達絶賛する、一騎当千万夫不当の働きをしてみせているよ。


 鬼神のように……。


 そう、そのお姿は、まるで? 戦女神アテネのようにも見える凛々しい、いで立ちだよ。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る