第45話 項籍・項羽と韓信! (14)

「いくぞぉおおおおおおっ! 皆の者ぉおおおっ! 儂に続けぇええええええっ!」


 青い御旗を靡かせた──籍の陣営から、の甲高く荒々しい大声と、兵士達の突撃を勧める銅鑼の音が聞こえ鳴り響いてきたよ──。


 するとさぁ? の後方に控える部下達から。


「「「「「うぉおおおおおおおおおっ!」」」」」


「「「「「よっしゃあああああああああっ!」」」」」


「「「「「姫様ぁあああああああああっ! 万歳ぃいいいいいいいいいっ!」」」」」


「「「「「姫様の為なら、地獄の底までお供しますぞぉおおおおおおおおおっ!」」」」」


 こんな感じで、偃月えんげつの陣内から鉄騎馬に跨る兵士達の大変に士気の高い声が平原に響き渡るよ──。


 でッ、その後は、の愛馬、 "騅" を先頭に、鉄騎馬隊の疾風のように駆け抜ける容姿の蹄の音が。この何もない平原に地鳴りのように響き渡るのだよ。


 それも、敵陣に向けて──。



 と、その後は、両陣交えての人と罵声の荒々しい大声と断末魔が騒々しく平原に響き渡り始めたのだよ。


 本当に息を飲むような、一進一退の攻防がパソコンの画面の中で……と、いうか? 殺伐としながら平原で繰り広げられ始めた。


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