おまけ (対戦相手③)


     【危機戦・神造巨人征伐】編~


   大天使ナタニエル (南木様作)


 世界の危機。大天使戦。こちらの陣営は創造を司る天使を相手に総力戦を挑みました。

 巨人とセットで現れた無限の武装を扱う大天使。南木様ご本人も言っていた通り、どこぞの英雄王みたいな攻撃方法で広範囲かつ防御困難な刀剣の雨を降らせてくるアホみたいなヤツ。アルのお株を全部搔っ攫った妖魔最上位互換のような存在。

 これ単体でも無理ゲーなのに歩くだけで世界をぶっ壊す地ならしを起こす神造巨人と数えきれないほど飛び回るホムンクルスがヤバすぎました。ひとつでもキツイのに無理ゲーが三つ重なってジェットストリームアタックをかましてくる文句なしの世界存亡の危機でした。

 数の不利はカルマータ率いる救世獣の軍団でなんとかなった(なってない)ものの、攻撃を90%カットしてくる大天使と岩の遠投とビームでめちゃ暴れてくる巨人の対応がマジ厳しくてどどどどどーすんのどーすんの!?状態。

 一応製作者サイドが用意してくれていた救済措置という名の巨人絶対殺す衛星ダモクレスによって対巨人戦はどうにかなりそうだったんですが、同時並行で大天使も仕留めないといけなくて戦力が強引に分断されました(泣)

 それでもなんとか事前に作戦は練っていたので慢心まで英雄王から引き継いでた油断しまくりナタニエルなら高速で作戦を遂行できればワンチャン狙える算段ではあった。でも後述の『終演』が現れて強引にエンドロールを降ろそうとしてきて頭を抱える羽目に。

 それでもなんとか模倣した『反魔』で追い込んだりして結局はまったく想定外だった『終演』の『崩壊』に巻き込むことで神性介入の防御性能を無視した方法により撃破。こんな擦りおろし大根みたいなやり方で倒された大天使の胸中や如何に。

 ゴリゴリのゴリ押しによる辛勝でした。




   『終演』ラストコール・エンドフェイズ (ビト様作)


 世界の危機を前に皆で大天使倒すぞーって意気込んでた戦場に突如として現れた全てを崩壊させる埒外。なんだお前!?

 頼むからそのまま停滞してて欲しかったお方。世界の危機に連動して動き始めちゃった説があるので悪いのは大天使と女神スィーリエだな!!

 クソデカ業火球を延々と撃ち続けてくるだけでもえらい厄介なフィールドギミックみたいになってるのに、下手に傷をつけたせいでネガ堕ちしてワールドギミックへと変貌してしまっていよいよ手が付けられなくなった。

 打倒ナタニエルの過程で大天使擦りおろし器(特許出願中)として利用され、ついでに『反転』の異能で世界崩壊の砂時計を逆転させなんとか事なきを得た。これをついででやるあの化物はなんなんだ。

 でもそんな日和さんも流石に無事では済まず、この一戦で片腕を未来永劫失ってしまった。これをどうにか出来るのは上位神レベルでないと無理でしょう(フラグ)。

 結局決着をつけること叶わず、一時しのぎのまま大天使と巨人を倒したあと逃げるようにその場を後にすることに。この後始末は他の陣営がきっちりと行ってくださいました。すんません(汗)


 


   神造巨人ヴァリス (南木様作)


 デカァァァァァいッ!説明不要!!

 体長4000m以上!!!総重量10万t!!!神造巨人ヴァリスだ!!!

 とんでもない規模で歩く戦場。

 普通こういうのは耐久戦でエネルギー切れを待つとか操縦者を倒したわ終了とかそういう展開だろと誰しもが思うところ、なんと普通に倒さないといけない敵という。オイオイ死んだわ。

 でもダモクレス三発当てれば倒せます。ね、簡単でしょう?ただし大天使と無限湧きのホムンクルスも絶えず邪魔してくるよ!

 とにかく戦力が足りない戦いでした。いや全員が選りすぐりの精鋭だったんですけど、どれだけ集めたって圧勝できないレベルの相手だったので…。

 そんなこんなで百機の人型決戦兵器を導入してスーパーロボット大戦やってみたり内部に侵入して暴れ回ってみたりと色々やってどうにかこうにか三発の衛星砲をブチ当てることに成功。神話みたいに崩れ落ちたヴァリスの死骸が新たなミナレットスカイの山々になるのかもしれませんね。

 この大決戦でのMVPは個人的には真由美ちゃんとトゥルーヤくん。秀でた分析能力によって内部破壊を可能としたわけだし、全身ズタズタになりながらも大天使の言葉を再現してホムンクルスの大軍を一時足止めしてみせたことは勝敗を大きく左右したと思います。

 





     【〝成就〟奪還電撃戦線】編~


   破岩竜ラクエス (東美桜様作)


 おバカ竜。俺馬鹿だからよくわかんねえけどエッツェル様についてけばなんとかなんだろ!を大真面目にやってる臣下。

 馬鹿だけどクッソ強い。足りない知能を戦闘勘で全部補ってる生粋のサイヤ人みたいなやつ。「よくわかんないけどたぶんこう!」で最善を選び取れる、竜種の中でも類稀な武人タイプの原石だと思いました。もっと文武両道で勉強して戦闘経験も重ねて行けば相当な実力者になりそうなのが怖い。

 馬鹿には馬鹿ぶつけるかって感じでアルと対戦。アル自身もかなりの手練れと確信しており、ウィッシュ奪還の為に温存しておこうと考えていた力をかなり消耗する形で勝利を捥ぎ取る。

 ちなみにこの際使った〝隕鉄神杖ミーティアロッド〟はアルお得意の神話や伝説上の武装でもなければ近代兵器の再現でもなく、『あるとされているもの』。都市伝説や一部の人達の中で噂されている何かを下地にして鍛造能力で肉付けを施した、複合伝承という名の一種のスキルのようなもの。今回のは実際の世界、某国で開発中であるとまことしやかに伝えられている神の杖の模造です。本物だったらテラストギアラごと撃ち抜けてたかもしれませんが…。


 


   閃光竜チェレン (東美桜様作)


 よくも悪くも典型的な力に自信のある竜。強者を求めてフロンティア世界に来たはいいものの、よりにもよって雷竜ヴェリテとかいう大当たりなんだか大外れなんだかわからない猛者を引いてしまった不憫な少年。

 超スピード過ぎて常人では目で追えない高速バトルを繰り広げ、ついにはヴェリテを上回る速度で圧倒的な回数の攻撃を当て続けていた。

 もうこの時点でチェレンは半ば勝ちを確信していたが、それこそが若さとでもいうところだったのか。チェレンは竜種全体の基準というものを知らなかったのだろうし、相手はその基準を遥かに超越した上位種の中でもさらに上位に位置する文字通りの怪物だった。自分の強さが竜種の中でも最高レベルのものだと勘違いしていたことでそこを完全に見誤る形になりましたね。

 最終的には電荷を溜めて真横に墜ちる落雷そのものへ変貌したヴェリテの猛撃に晒され、全身を打撲でボロボロにされながら意識を失うまで吹き飛ばされ続けた。ヴェリテにとっては無知なる若き竜への軽い授業程度のつもりだったのも恐ろしいところである。




   厄竜フィオーレ (ソルト作?)


 フィオーレ二戦目。相手も同じくエヴレナ。

 エッツェルに敗北した後、命を喪った竜の躰を竜王の呪詛によって傀儡とすることで、数段パワーアップした自我無き骸の死竜を生み出すのが『厄竜化』と呼ばれる能力の全容である。

 が、この厄竜はエッツェルの指示なく無断で出撃した。それも真っ直ぐ、真銀竜の気配だけを追って。

 己が後始末を任せたかったのか、それとも何か別の意図があったのか。それはついに肉体全てを滅ぼし消滅した森の母のみぞが知る。

 いずれにせよ、フィオーレという名の竜が二度に渡って真銀竜へ与えた影響、その精神的成長の礎になったことは間違いない。




   〝凶星〟の概念体【Malefics】 (ソルト作?)


 竜王の力で強制的に変異させられたウィッシュ=シューティングスター。〝成就〟を歪め変転させた姿。

 他者の願いを叶える能力を自身にも適応するよう拡張された術式によって、不可能な行動・動作を強引に可能にするチートを手に入れた。これには閃光を超える速度を発揮するヴェリテも捉えられ攻撃を受けることになる。必ず当たる攻撃を叶えられるのだから、相手がどれだけ速かろうが硬かろうが問題としないのがこの能力の厄介な部分だった。

 なんとかして止めようとしたエレミアへも容赦ない攻撃を見舞いいくつもの致命傷を与えたが、土壇場で久々に登場した女神リアがなけなしの神力を発揮してこれを無効化。これまたギリギリの局面で現れた神竜エヴレナ、聖獣白埜ユニコーン、隻腕の日向日和の総掛かりによる『浄化』でどうにか行動停止にまで追い込むことに成功するも、竜王の仕込んだ自壊作用により存在そのものが破壊されかかる。

 最後は互いの望み、皆の願いが〝成就〟として成し遂げられ、その終わりかけた流れ星の煌めきは姉と慕う修道女へと受け継がれた。

 原理自体は竜王が〝絶望〟の概念体を呑み砕いた時の現象と同じであるが、こちらは相互理解の果てに至った、夕陽と幸の〝憑依〟と酷似した同化現象となる。

 これによりウィッシュの人格は保持したままエレミアの強化措置にも繋がることになった。



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