『♣』の〝A〟
「だめだよ。りんちゃん。めっ」
「かまうとよけいにむらがっちゃうから、ね。わたしもよわいからわかるの」
「でもしょうがないかな。くるのなら」
「…敵なら、殺さなきゃ。駄目だよね」
【名称】 サクラ
【種族】 『
【性別】 女性
【強さ】 ★★★★★
【武器】 無し
【人物詳細】
本名を小鳥遊桜。『受肉転生』の異世界人にして〝幻想〟の使い手。享年十歳。
本来の世界での生前を孤児として過ごしていたが為に桜は心の拠り所を自らの内に求め、空想と幻想の世界に居場所を定めた。死後はこれを神により認められ、与えられた
能力としては『この世ならざりしもの』を常世に召喚するというもの。本来の世界では御伽噺や夢物語とされる数々の空想幻想を実体化させることを可能とする。
この術の使用には魔力を必要とするが、桜の身体から練り上げられる魔力から生まれるものはその数百倍の魔力を有して顕現する特徴があり、微量の魔力で怪物の如き能力を持つものを複数召喚できる破格の性能。
これは『能力者の信心が深いほどに能力の質を高める』性質に由来し、桜の子供心が真に幻想を信じているが故にここまでの破格を成し遂げているとされる。
『りんちゃん』と呼ばれる仔犬のような白銀の四足獣が常に桜に寄り添っている。正体は瑞獣の四霊が一角、『麒麟』の幻想。
どこで読んだか麒麟の姿形に愛嬌を見た桜が自らの『お友達』として常時召喚している一番の従者にして友。
サクラを害する者が現れた時、その姿は一変し稲妻に似た光を放つ巨馬として敵を一掃する。
本人に組織への貢献に対する意欲が低い為に序列は最低のものとなっている。
【能力】
〝
常に寄り添っている仔犬の姿が急変し幻想の巨馬へと変化する。性能は常時目にも止まらぬ速度での移動、尋常ではない膂力による脚撃。本当は他にも色々あるんですけど、その辺は使用される各作者様のご自由にということします。雑魚にしても猛者にするもご自由にどうぞ。
〝
全長百メートルを超す岩石の巨人の幻想。人の耳には雑音にしかならないノイズのような絶叫を上げながら、その巨体からは信じられないほどの速さで敵対対象を圧し潰す物量の暴力を広範囲に広げ暴れる。
〝
六対十二の翼を持ち、光輪を冠に飾る大天使の幻想。光を司る天使の力を以て、強烈な光線や熱射を放つ。翼による飛翔も可能で、卑怯卑劣と誹られようとも主を守り抜く為にはあらゆる手段を使って敵対生物を滅殺する。
〝
三叉槍を携えた天狗を呼び出す。純粋な物理攻撃に長けており、また槍術の達人でもある。耐久力も高く、神性生物の攻撃でも数撃は余裕で耐える。白兵戦において右に並ぶ者のいない幻想。
『攻略メモ』
クッソ強いくせに一番序列低い意味のわからん幼女。口調、姿形は作者様のお好きなようにどうぞです。
信じる心が強い時期、つまり幼い子供心がある年頃で最も高い効力を発揮する異能を有したチート少女。最低限の魔力で最高峰の戦力を呼び出せる召喚師。
上記以外にも絵本で読んだもの、伝奇で見たもの、様々なものを自らの〝幻想〟として取り込み呼び出せる上に、その力はほぼ最強格の実力を有して顕れる。いかにも『なろう』っぽい少女。でもリアル十歳だから境遇は本場のなろう主人公より悲惨。
本人の保有魔力が年相応に極めて低いのが欠点だが、この能力はその欠点を補って余りある性能を誇るのであまり欠点にならない。
本人たるサクラ自身に戦闘能力がないのが唯一の弱点だと思います。本当はこの弱点すら補える手段があるっちゃあるのですが、これまで足すといよいよマジのチートになるので一応は封印。もしこの子を使う上でその手段も採用して叩きのめしたいという方がいればお知らせください。追記で解明します。
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