クズにもなれない中途半端な人間の小言

ramyu

第1話 月曜日 愚痴

平日。月曜日

私は今、喫茶店にいます。

仕事に行かず。


無理なんですよ。

ホントに無理なんだよな〜。

今まで色々仕事したけど

それなりにこなせたし

何だかんだ出来てたのもあるけど

今のところはホントに無理だ。

ハローワークに行ってやっと見つけた

家からすぐ近くの糸工場。

馬鹿な俺からしたら工場のように

単純作業がお似合いだし

流れをつかめれば楽にできる。

丁度いいと思って面接をし

零細企業で人もいない糸工場は

難なく合格。即座にOKをもらい

就職できました。

だが、しかし

このポンコツ野郎こと私は

要領なし、超不器用のため

単純と思ってたこの工場が

全然単純じゃなかった!

まず、はた結びと呼ばれる

糸の結び方があります。私には

言葉では説明できないので

ネットで探してください。

えっ?これぐらいも出来ないの?

って思われるかもしれません。

というか思われます。

それくらい不器用なんです。

これが出来ない。

そして、工場長に怒られる。

二週間して機械に触らせる

しかし、人が少ないため

教えてくれる人は自分のことで忙く

片手間にちょろっと教えてくれる程度

工場という事もあり機械の音が

うるさく何言ってるかわからない

わかったふりしてわかってない

一番ダメなパターンで更に出来ずに

また工場長に怒られる。

それからまた数週過ぎて

要領なしの俺は分からないことは

社員の人に聞いて。なんとかやって

聞こうと思っても忙しそうだから

聞かずに立ちすくむ

グダグダしてる日々が続いてしまった。

そこでまた工場長に怒られる。

そこで一言。

「みて覚えろ」

無茶だ。機械に携わる事になり

頑張ろうと気合を入れ

メモを書いて覚えてこうとしたら

「そんなの必要がない。やめろ」と

言われた。今までどんな仕事も

メモを取って忘れたらそれをみて

思い出して作業する。

最高に物覚えの悪い俺からしたら

死亡宣告に近いものだ。

そんな人間にみて覚えろ…出来たら

やってるよ!と心の中で叫びました。

そしてネチネチと工場長に怒られる。

最初の頃優しかったおじさんが

途端に冷たくなる。

優しかった元工場長の大ベテランからも

冷たくされる。

いつまでたっても出来ない。

負の連鎖。働いてたった2ヶ月

嫌になり仕事に行かなくなった。

仕事をサボる前に言われた工場長の一言

「これで食ってく、これで生きてく

覚悟があれば自然と仕事はできる

この仕事が合わないじゃない

この仕事に自分から合わせるんだ。

だからお前はいつまで経っても

出来ないんだ。覚悟がないから」

素晴らしい言葉です。

そんな素晴らしい言葉が言えるなら

人に優しくする事も出来ないのかな?

できる人間にしか優しく出来ない。

厳しく教えれば育つ人間もいるのは

確かですが、俺はそれじゃない。

第一しっかり教えてもらえないのに

一回教えただけでできると思ってるのが

まず間違い。

人が少ないのもこの工場長が

無茶言って怒るから人がどんどん

辞めている。そんなことしなかったら

人はもっと居て新人とかにも

しっかり教えてあげれたり出来る。

って思ってます。

自分がそれぐらいできないから

行けないのはわかってます。


眠たいのでまた今度書きます。




















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