一人じゃ何にも、出来やしない!?
メグリくくる
序章
忍術、魔術、妖術など、人智を超えた不思議な技のことを、『術』と言う。
そして術を使うためには《鼓》が必要となり、強力な術ほど必要とされる鼓の量は多くなる。ただし、普通の人間は術を使うことが出来ない。鼓の量が少なすぎるからだ。
鼓の量は人それぞれ個体差があるものの、全ての人間が持ち合わせているものであり、厳しい鍛錬を行うことで鼓の量を増やすことが出来る。
この鼓を増やすために日夜修行に励み、術を使えるようになった者たちのことを、昔は『術師』と呼んでいた。
そう。昔は、である。
今は術を使うために修行は必要ない。抜け道があるのだ。
それは、『悪魔』と『契約』すること。
悪『魔』の力を、人智を超えた不思議な技、『術』を人間の身に上書きするという契約。
術師は今、悪魔と契約し、術が使えるようになった者という意味を込めて、『魔術師』と呼ばれるようになっていた。
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