再会ミッキーさん

11/12  inバンビエン 


 午前中に起きるが、最近の夜ふかしのおかげで目覚めが悪い。義務をひととおりを終え、ネットカフェに行く。最近のペグちゃんとの関係は良好だ。というよりもペグちゃんのおかげ。うーん、ペグちゃんにはやく会いたい。日本に帰ってからの反動が楽しみだ。


 昼過ぎになり、やることを終える。きのこ作戦第三弾として、昨日と同じレストランに行き、マッシュルームシェイクを飲むことにする。感じのよさそうなマスターはフレンドリーだ。どんなきのこを使っているのか見せてもらうと、長さ2,3センチの黒くて乾いたきのこで、見た目は悪いが効きそうな雰囲気をかもしだしている。


 ビッグサイズのシェイクがあったが、あいかわらずびびって小さいシェイクを飲む。味はバナナ味にほのかに土の匂い、というか、きのこの匂いがこびりついておいしくない。


 シェイクを飲み干して大急ぎでジャンベのたたける場所に移動する。今回は期待できるぞ。


 ジャンベをたたき始めて30分、特に変化なし。


 あとあとにくるのだと思いこみ、ジャンベをたたいてさらに40分経過。変化なし!


 もうだめ! まるで変化なし! パンガンの時みたいな強烈な勢いはなし。意味なし。


 ぶりってジャンベをたたく。左手首の痛みは悪化しているが、ついついたたいてしまう。ネットでたたきかたを調べたから、あとはひたすらたたき方を練習するのみ。二時間ぐらい叩いてから宿へ戻る。手首が本気で痛い。


 部屋に戻ってきたがやることもなく、暇なのでマッシュ料理を食べたレストランへ行く。ブリがぬけきれないので、メシを食べてぬくことにする。寝転がりながらオースティンパワーズを見る。日本語訳、字幕一切なしの映画はそれなりに楽しめる。


 オースティンパワーズが途中で終了し、体も軽くなったので、きのこ作戦第四弾! マッシュルームシェイクビッグをためす。グラスの大きさは1.5倍。きのこというか土の匂いがスモールに比べて3,4倍。顔がくしゃっとなるくさみ、味もまずい。落ち葉入りのシェイクでも飲んでいるみたいだが、なんとか飲みほす。

これだけの臭いをはなっていたのだから、今回は期待できる。外に出ようとすると、誰かに声をかけられる。振り向くと、はやしさんとながおかさんのペアーが、後ろの後ろの席に座っている。全然気がつかなかった。


 竹林のバーへ歩いていると、暗い夜道から声がする。ミッキーさん! なんとミッキーさん! 偶然にミッキーさんと出会う。一緒にメシを食べに行く。


 パンガン以来だ。その後のお互いの話をする。ミッキーさん楽しく過ごしていたらしく、初期に知り合った人達と何度も会ったらしい。自分は? うーん、ぶりって最近は一人が多い。せっかくということで一服を入れることになり、ミッキーさんの“ねた”をとりに行く。


 ジョイントを持って竹林のほうへ向かうと、日本人の男三人と女三人が店で楽しそうに飲んでいる。ミッキーさんの知り合いらしく、ラブワゴンムードだ。日本人の女性がかわいく見えるのは馬鹿な生活を送っているせいか? 酒を飲んでいるので、これからぶりる自分とみっきーさんは竹林へ行く。ラブワゴン、楽しそう。


 竹林で一服入れて音楽を聴く。今日は選曲がよく、まわりの景色と一体化する。一度戻ることにして、ミッキーさんと別れる。


 ネットカフェでジャンベを調べ、再び竹林へ行くと、ながおかさんが一人で焚き火の前に座っている。ながおかさんと太いジョイントを吸い、たわいもない話をする。途中、海パン一丁の欧米人が来て、長岡さんとじゃれている。平和だ。その外国人は女がやってくると口説き始め、焚き火のまわりでメイクラブする。


 外国人はいなくなり、バンガローで一緒に寝そべっていたながおかさんも帰り、一人でチョコレートミルクを飲みながらタバコのようにジョイントを吸う。途中で飽きたので帰って寝る。


 たんたんと流れる夜の時間は色々なことがあり、とても神秘的だ。今は最高の生活を送っている。

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