ネットフレンズ

president

第1話 ぱそこん

かばんがゴコクエリアから帰って来て少し後。

博士達は図書館である物を見つけた。


「何なのです、これ?」


「分からないのです。博士、かばんに聞くのですよ。」


パパパッと聞いて、終わりっ!

そんな事を考えた博士達は、かばんを呼んだ。


〜かばん来訪〜


「どうしたんですか博士達?」


「かばん、これは何なのです?」


「これは"パソコン"です。」


「"ぱそこん"とは何なのです?」


「僕がゴコクエリアで見つけた本によると、何かを調べるのに使うらしいですよ。」


「!」


「あれ、博士、どうしました?」


博士は気づいてしまった。

今まで、分からないことを聞きに来たフレンズには自分達が応対していた。

しかしパソコンがある。


自分達の存在意義は?


「か、かばん。これを今すぐ撤去するです。」


「ど、どうしたんですか博士さん?」


「かばん、仕方ないのです。」


「助手さんまで・・・」


「(自分達と被ってるからかな・・・)」


「と、とりあえずパソコンはもっと色んな事ができるらしいんですよ!」


「例えば何なのです?」


「"動画"を見れるらしいんです。」


「"どうが"?何なのですそれは?」


「えーと・・・"写真"はわかりますよね?」


「わからないのです。」


「えっ・・・」


「えーと・・・

写真は、簡単にはその景色を紙に写したものです。

動画は、それを何枚も重ねたものです。」


「よく分からないのです・・・」


「と、とりあえず!それが見れるんですよ!」


「他にも、オオカミさんが描いている漫画とかです。まあほとんどの場合ダメなんですが・・・」


「とりあえず二人ともこの本読んでみてくださいよ!僕が読んだのと同じなので・・・分かんなかったらいつでも聞いてください!」


「恩に着るのですよ、かばん。」


「じゃ・・・さようなら!」


「助手、さっそく調べてみるのですよ!」


こうして長二人は"パソコン"なる機械について調べていった・・・

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