キモオタ童貞、リア充になると決意 

だびで

第1話人生は神ゲーである。

「人生は最高の神ゲーである」


これは、ゲームを一〇〇本以上やりつくした。俺の言葉だ。フェイ●、●ir、●クールデイズ色々な名作エロゲーは存在する。しかし、最高のエロゲーは現実(リアル)という名のエロゲーだ。臨場感、難易度、プレイヤーの自由度、衝撃的な展開。総合して現実より優れたエロゲーは存在しない。


それが、今までの人生における俺の答えだ。



 今日はクリスマスイブ。街はカップルが多くなり、綺麗ないるイルミネーションが人々を照らしている。ロマンチックな光景だ。彼らは、優雅なディナーを楽しんだ後ホテルに入り愛し合うのだろう。

 それと対照的にクリスマス難民も存在する。クリスマスまでにカップルになれなかったものだ。恋愛至上主義においてリア充の差が最大になる日といっていい。本人が望んでいない場合は、まさに悲劇だ。他のカップルがデートしたり、セックスするのを想像しながら、食べる、チキンは一つも美味しくない。

去年まで俺はクリスマス難民に属していた。それが今年はどうだ?なんと二人の女の子との予定が入っている。

「さて、どの娘から遊ぼうかな?」

スマホを片手に女の子のプロフを眺める。

プロフにはデート候補の女の子がずらりと並んでいた。それをスクロールして誘う女の子にメッセージを送る。


予定はこうだ。朝早くから清楚系の女の子と会ってモールでデートしてエッチする。

 

そして、夜はディナーの後みなとみらいで夜景をみて、ラブホでエッチする。


完璧だ


問題はどうやって言い訳して抜けるかだが、バイトとか言って適当に抜ければいい。

去年の俺からしたら想像がつかない。

二年前まで俺は童貞で女の子と全く無縁だった。

 彼女と言えばアニメの脳内彼女だけで、三次元の生身の女には全く縁が無かった。


信じられないな。二年でこんなに変わるとは、すべてはあの男と出会ったのが原因だ。さあ人生という名のリアルゲーをプレイしよう。

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