無届ホームって、そんなに悪い?
かとも
無届ホームって、そんなに悪い?
無届けホームとは、都道府県への届け出しないで運営を続けている有料の老人ホームのこと。
無届けであるために防災体制、介護体制、住環境において十分な設備を揃えていないことも多いのが現状で、群馬県渋川市の無届けホームで、入居者10人が亡くなるという大規模な火災が発生してから、完全に悪者のレッテルを張られてしまっている。
しかし、悪者のレッテルを張られているにもかかわらず、無届けホームは年々増えており、ここ7年ほどで3倍以上も増えているらしい。
その背景には、無届けホームが、消防法、建築基準法などの法令に基づいた設備を揃えていないことも多いけれど、設備にお金を掛けていない分安くて、身寄りを持たず、経済的に苦しいお年寄にはありがたい実情がある。
無届けホームをただ悪者にするだけではなくて、要支援、要介護認定を受けた人たちのシェアハウスという考え方はダメなんだろうか?
今、シェアハウスで不便なく暮らしている人たちだって、数十年先、要介護になる可能性は十分にある。
ちゃんとした有料老人ホームを増やしていくより、複数の方への対応も可能な居宅介護や生活支援の新しいスタイルを確立した方が、ずっと近道なような気がする。
だって、これから先、お年寄はどんどん増えるのだから。
無届ホームって、そんなに悪い? かとも @katomomomo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます