第2話

衝撃の目覚めから数ヶ月、ようやく自分の状態を受け入れたよ。

どうにも記憶は曖昧だけど、自分には日本人だった前世があるらしい。

性別はなんとなく女性だった様な……。


なんで死んだか、何歳だったか分からんが、かなりいい加減だった様な気がするんだよね〜。

なぜなら、赤子ボディーは基本的に食っちゃ寝るしか無い!これは直ぐ馴染んだよ。

たぶん元からこんな生活だったと思われる。


次に、他人(多分乳母さん)に下の世話をされて焦ったけど、1週間くらいで慣れた。

気持ち悪いの嫌いだし、楽ちんだし、まぁいっかってくらい。


逆に、慣れなかったのは赤子のマネ。イナイイナイバァみたいなことされて、余り良い反応が出来なかった。最近まで……。

余り赤子らしくない態度を心配された。母親らしき人の顔が、ドンドン暗くなっていくのを見かねて、下手くそでもキャッキャしてみた。凄く喜ばれてしまい、なんかムニュムニュしてしまった。


それからは、意識してなるべく反応している。自分にはストレスでも、親を悲しませてまで自己中するつもりないしね。

相変わらずコトバは分からん。状況を把握出来るよう、ヒアリングと観察頑張ろうと思う。

部屋から出れんけど!

人も親と乳母ぐらいしか知らんけど!

父どこ行った‼︎


とりあえず、赤子だし、世話さえしてもらえれば、今のところはイイや!

赤子頭脳は、深く考えるのには向いてない。

前の事も、これからの事も成長してからでイイや。

はぇ〜、眠くなっちゃった。おやすみ〜(-_-)zzz


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