ようこそ侵略者側へ!!

霜月 京

設定資料

設定資料

〇あらすじ

 近代技術がとある理由で発達した地球の文明は、宇宙で起きている戦争に巻き込まれる。

 それに対して、まず地球がとった対応策が、他の星を侵略し活動範囲を広げることであった。

 そんな中、侵略者第3期生に選ばれた星野宮 槐(ほしのみや えんじゅ)含む特殊な能力を有す5人。

 彼らはその特殊な能力を、心身同期型戦闘兵器オルター・チューンを使い、他の星を侵略していく異能力×SFの物語。


〇登場人物

 <第三期生>

 星野宮 槐(ホシノミヤ エンジュ)

 能力:侵略者インベーター / AL-xxxunknown

 本作の主人公。男性 / 18歳 / 173cm / 日本人

 白髪ショートで紅い眼の細身な体の男性。努力の末に侵略軍第三期生に選ばれるほどの努力家。焦りや緊張の時には気が動転してしまうこともあるが、基本的には落ち着いている。冷静に物事を考えることができ、火星での戦闘訓練では美大や玲一とチームを組み、指揮していた。自分の能力:侵略者の制御・特性が詳しくわかっていないからなのか、最低限の範囲でしか展開しない。


 桜庭 梨花(サクラバ リカ)

 能力1:守りし者ディフェンダー / AL-2

 能力2:光源こうげん / AL-1

 本作のヒロイン。女性 / 18歳 / 158cm / 日本人

 黒髪ロングで黄色い眼の細身な体つきをした少女。凛とした顔つき。能力が2個もあるという珍しい人物。普段は優しく気さくな面をもつ少女だが、戦闘の際には人が変わったかのように叫び、己の欲・目的のために戦う戦闘狂。ALが低い割には、光源の能力を使いこなし、移動・攻撃の面においても一流といっても過言ではない。守りし者については、自分を守る盾に使うのではなく、その強度・伸縮性を活かして相手の体内で盾を展開させ、両断するという攻撃方法を取る。火星での戦闘訓練では瞬時に多種多様な獣型を両断・弾圧し撃破するほどの腕前。

 

 ガルアン・怜雄レオ

 能力:強化ストレングサン / AL-3

 男性 / 21歳 / 187cm / 日本+α

 黒い紫がかった髪色でモヒカン頭。黒い眼をもち、長身でガタイがとても良い。部隊の最年長ということもあり、医療や戦闘において様々な知識を持っている。その戦闘スタイルは色んな格闘技の技を組み合わせた戦い方で、基本接近戦。火星の戦闘訓練では、始め戦った獣型には全く歯が立たずに悔しい思いをしている。だが、訓練中に美大の腕の痛みを引かしたり、強化の別の能力を見つけ攻撃種の能力持ち者の支援に回ることを決意する。

 

 鴻崎 美大(コウサキ ミト)

 能力:創造者クリエイター / AL-4

 女性 / 16歳 / 155cm / 日本+神域者のハーフ

 緑色の髪でサイドテールが特徴の女性。髪と同じで緑色の眼をもつ。外見はギャルのように派手で、性格は明るく普段からテンションが高い。暗い場面でも緊張感があまりないが、場を和ませてくれることもある。火星の戦闘訓練では、始めは槐の支援をしていたが、怜雄の強化で自分の能力の可能性に気づくと、支援から攻撃メインの立ち回りに変わった。


 真道 玲一(シンドウ レイイチ)

 能力:観測者ウォッチャー / AL-2

 男性 / 15歳 / 164cm / 日本人

 暗い青色の髪で肩までその髪が伸びている。青い瞳を持ち、眼鏡をかけている。普段は内気で臆病であり、あまり主張しないタイプ。火星の戦闘訓練では、自分の注意不足で美大の腕が失われたことを気にしており、常に能力を展開し第三期生の目となった。戦闘能力はそこまでないが、重火器(ライフル)をそこそこ扱えるようになった。


 <第一期生>

 射通 綸(イツウ リン)

 能力:不明

 女性 / xxx歳 / 136cm / ???

 茶髪で長髪、髪の長さは背中ぐらいとやや短め。瞳の色は髪と同じ茶色だが、それよりも濃い。普段は丸眼鏡をかけて生活をしている。かなり幼い感じに見えるが、実は結構な年上で、ミカにタメ口で喋れるほどに親しい。だが、本人はミカのことが嫌いで、絡まれるととても嫌な顔をする。アーウォース侵略作戦においての、第三期生の行動を見定め役に付き、この作戦の協力者。


 <第二期生>

 藤林 士彦(フジバヤシ アキヒコ)

 能力:探知者ソナー / AL-4

 男性 / 24歳 / 189cm / ???

 黒髪ショートで黒い眼の高身長で細身でありながらそこそこ筋肉のある体つき。第三期生の育成係兼先輩として、無理にテンションを高め頑張っている。普段は少し腑抜けた感じで、よく同じ第二期生の近衛撫子に喝を入れられている。


 近衛 撫子(コノエ ナデシコ)

 能力:光源 / AL-5

 女性 / 24歳 / 161cm / ???

 黒髪ロングで黒い眼の大人の雰囲気を纏った女性。第三期生の育成係兼先輩。新しい能力や情報のことになると、人が変わりブツブツと独り言をしゃべりながら資料を作る癖がある。ルールや規則に厳しく、破ったものには光の鉄槌を下すこともある。


 <神域者>

 鴻崎 ミカ

 能力:不明

 女性 / xxx歳 / 171cm

 鴻崎美大の母であり、地球にいた猿に“英知”を与え、地球人として確立させた者の一人。美大と同じで緑色の髪をし、長さは胸にかかるぐらい。瞳は青と緑のオッドアイ。年齢は不詳だが、槐が見る限り見た目は20大前とほぼ同い年に見えるという。娘の美大を溺愛し、よく美大の反応を見ながらからかっている。華美な服装が好きで、初めて第三期生たちと対面した時は、特殊なビキニとチャイナドレスを組み合わせた服を着ていた。


〇能力

 ・侵略者インベーダー

 星野宮槐がもつ能力。未だかつて槐しか発現してないことから、その能力の詳細は不明。槐曰く、主導権を略奪する能力という。その使い道は2種類あり、一定領域を槐が許可した人しか入れなくする直接侵略。もう一つが、生き物や機械の制御に影響を与える間接侵略。そのほかにも模索しているようで、まだ他にも隠された能力があるらしい。

 ・光源こうげん

 桜庭梨花と近衛撫子がもつ能力。光のエネルギーを扱い、光速で移動したり物に付与したりと多種多様な使い方ができる。人に付与したりもでき、火星の戦闘訓練では、第三期生が梨花の光源の付与により、光速で移動する場面がある。梨花が小型ナイフに付与した際は、光の刀身を作り出すことで、光の刀であらゆるものを焼き切った。

 ・強化ストレングサン

 ガルアン・怜雄が持つ能力。自己の身体能力や物の強度を強化することができる能力。能力者に強化を付与すると、能力者の能力自体を底上げし強化する。それにより、あらゆることが可能になり、複数能力所持者は同時展開ができるようになった。

 ・創造者クリエイター

 鴻崎美大がもつ能力。想像した物を細部に至るまで作り出す。一度作ったものは基本そこから動かすことはできない。だが、強化の付与中は能力を展開し続けることで、動く創造物が作れるようになる。

 ・観測者ウォッチャー

 真道玲一がもつ能力。能力者から一定の範囲内のあらゆる情景を映像として観ることができる。端末やモニターがあれば反映させ、共有することが可能。火星の戦闘訓練では、機械である心身同期型戦闘装備を使い、第三期生全員に常に映像を共有していた。

 ・探知者ソナー

 藤林士彦がもつ能力。能力者から一定の範囲の地形の把握や生物の探知が可能。ALが高くなれば、熱源や簡単な音の振動パターンまで見分けられる。


〇種族

 ・地球人(現在)

 元地球人の残った者達の末裔。脳に制限(枷)がつけられていた為、今まで異能力が発現しないとされていた。だが、ミカのような神域者たちと接触することにより、地球の人口の約0.01%の人が能力を発現した。能力以外を取り除くと、普通の地球人と変わりはない。


 ・地球人(過去)

 猿から地球人へと確立した初めての地球産の人類。何万年もの前から存在しており、現在の地球人の先祖と言える存在でもある。神域者から英知を与えられており、異能力を発現させていた。だが、彼らはとあることが原因で神域者に対し攻撃を仕掛け、大半が地球から離れていった。そして、今現在の地球人や神域者に対し戦争を仕掛けてきた。


 ・神域者

 知性の少ない生物に“英知”を与えることによって、急激な成長を促す存在。地球にも何万年もの前から接触をしている。姿かたちは地球人とほぼ同じで、見た目の年齢は成人に近い。彼らがどこから来たかは不明。そして、“英知”を与える目的も不明である。


 ・水龍人

 水の惑星・アーウォースの水中に生息する原住民。アトランティスというかつて地球に存在したとされる島(国)を持ち、そこで生活している。頭に気の枝のような角が生えており、体には所々に鱗がある。水中で移動する際は、髪を変化させ、魚の尾の様にして移動する。これは、水龍人だけが持つ能力である。女性が多く、男性は極数人しかいない。地球では実は人魚として知れ渡っている。

 

〇用語

 ・能力

 それはいままで人間にはない、もしくは発現しないと思われていた超能力のこと。昔の地球人類は地球の周りのことまでしか知らなく、脳が自動で能力に制限をかけており、今まで発現する人がほぼいなかった。それが他の星の生物と接触するようにより、知識や宇宙に対する見解も増えたことから脳の枷が少しずつ外れ、能力が発現するようになった。だが、一般に発現する人は少なく、地球の人口の約0.01%の人にしか現状確認されていない。それに、もし仮に発現したとしても大して使えなかったり、能力の制御が難しく施設に送られたりする可能性もある為、隠す人も少なくない。

 ・AvilityLevelもしくはAL

 能力のレベル。基準は同じ能力者や似ている能力と比較し、1~5の段階に分けられたもの。レベルは高ければ高いほど強く制御が難しい。能力のレベル・強さがあがる要因は完璧には解明されておらず、一説によれば使う人の素質や使用回数、生死にかかわる経験などから引きおこることがあるという。

 ・心身同期型戦闘装備オルター・チューン

 遠隔操作で戦闘兵器に使用者の体以外の全てを同期する装置。訓練施設の天井からぶら下がっており、同期時に浮遊状態になる。感覚も同期するため痛覚を感じる。そのため、戦地で傷を負うと、戻ってきた時に体との同期不良により、本来の体が本当に傷を負ったと錯覚する恐れもある。最悪の場合、死に至るケースもあるという。だが、これにより本来いけることのない星に人類が進出できるようになった。勿論、能力も展開可能。

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