第2話

思いもよらず

メール交換が出来た、秀さん

頭の中はパニック寸前

積極的な、さなえのアプローチに

戸惑う秀さん…

4人での初デートの日が近づく

秀さんの空想はだんだんエスカレート

していく

何を食べに行けばいいのか

普通のデートなら、ちょっと気の効いたイタリア、名の有るホテルのディナー

時期的に鍋、若い女性を誘って、ご飯に

何度も出掛けた事は有った。

ただ今回は3対1の変則、デート

二人は1才3ヶ月双子、創造は出来なかった。

ただこの3人に無性に会いたかったのも

事実だった。

3月18日、約束の日が来た

昨日はほとんど一睡も出来なかった

秀さん

最終的に選んだのは神戸駅近くの

個室、居酒屋

事前にさなえがお酒を飲める事は

確認していた。

ただ子供が小さなので他のお客様に

迷惑をかけないで食事が出来る

所で選んだ。

待ち合わせの中央出口に着いた

人ごみの中、数名、ベビーカーを

押している若い女性に会った。

皆、さなえに見えてしまう。

片っ端から声をかけたがさなえに

到達しなかった。

しばらくしているとさなえからの

メールが入った

何処に居ますか

中央出口の前

私も前に居ますよ。

辺りを見回してもそれらしき

姿は見えません

又、さなえからのメールが届いた

中央出口の旅行会社の前に居ますよ

私は辺りを見回した。近くにいた駅員に

聞き旅行会社は中央出口の前から少し

いりくんだ所に有ると聞かされ

小走りに、その場所に急いだ

大きなベビーカーを押している

さなえに会えた…

小柄で余り化粧けがないさなえだ

そのベビーカーの中に1人

ベビーカーの横に1人

双子の男の子が可愛い笑顔で迎えて

くれた。

秀さん、ごめんごめん待った…

さなえ、少し遅かったですね(笑)

子供達が退屈になって愚図りかけて

いましたよ。(笑)

こうして、さなえ達、親子に出逢い

ハチャメチャな変則デートがスタート

しました。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る