歳の差31才カップル、それでも愛せますか此れからも愛せますか

秀さん

第1話

ごく普通の会社員の秀さん55才がある日、スポーツ新聞の片隅を見て登録した。

貴女に素敵な

出逢いが有りますと書かれ広告から

物語が始まります。

私は初めて登録した出逢い系サイト

何か落ち着かなかった。

直ぐにメールが帰ってくるはずも

無いのに携帯のメール着信音を

待っている自分がいた。

平成30年3月8日朝

普段は仕事に出かける時間

いっもと違うのは、やけに携帯を

確認する回数の多さだ。

仕事が一段落した昼休みにその時が

訪れた。

携帯電話のメール欄が点滅していたのだ

直ぐにメールを開けて確認すると

簡単な自己紹介が載っていた。

さなえ

24才

バッ1

子供が2人

双子1才3ヶ月

男の子

子供が好きな人でしたらお友達に

なっていただけませんか‼

私は一瞬ためらった

私の年齢は55才

会社員

バッ1

子供27才

私が育てた息子より若い…

その日はさなえさんの事が頭から

離れず私にしては珍しく仕事が手に

つかなかった。

自宅に帰りもう一度、さなえのメールに

目を通した。

バッ1で24才で1才3ヶ月双子のお母さん

子供が産まれる前に離婚したのかな―

色んな事が頭を過る

ただメールの文字を読んでいると暗い

所が1つもなかった。

凄く気になったと同時にさなえと話しが

したくなった。

55才の男として決心をした。

倍以上も年齢の離れた女性にメールを

送った。

先ず相手にされる事は無いと思い軽い

気持ちでメールを送った。

数時間が立ち、さなえからの返信が

帰ってきた。

メールを開ける前に思った。

多分、お断りの文章だと思い気楽に

メールを開いた

文章を読んだ

思いもよらない事が書いて有ったことを

今でも覚えています。

さなえです。

メール有り難うございました。

年齢は離れて居ても私は気にしません。

子供が二人居ますがご飯に行きましょう

子供は好き(*´・ω・`)bか

私の頭はパニック状態

直ぐに返信できなかった

時間が早いスピードで過ぎた

ビールを一口飲み少し頭を冷やし

返信メールを送った。

大丈夫です。

是非、お食事に行きましょうね。

直ぐに、さなえからの返信が帰ってきた。

戸惑う55才の秀さんを、まったく気にも

していない素振りの、さなえのメール

今週末なら時間が空いているので

秀さんの予定はどうですか⁉

大丈夫ですよ。

考えて考えて送信したメールが大丈夫ですよ。

さなえと子供二人との初デートの日にちが決まり落ち着かない秀さん

いっきに飲みかけのビールを流し込み

ベッドに横になりながら考えた。

さなえは、お金が目的なのかな

そうに決まっていると思いながらも

どうしても会ってみたい衝動にかられた。もしデートが上手くいって

今後、お付き合いするとしたら…

再婚したら…

双子のお父さん…

まだ見ぬ、さなえと二人の子供を

頭に描きながらも自分に問いかけた。

それでも愛せますか…

此れからも愛せますか…

答えは出なかった。













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