　大丈夫……かな？

「どうしたんですか？

　顔をじっと見るのもダメなんですよ？」

　橘さんが、そう言ってニッコリと微笑む。

「あ、すみません」

「謝らなくていいよ」

「すみません」

　謝らなくていいと言われて謝ってしまうのは、みんな同じなのかな？

「ウブなんだね。

　お姉さん楽しいなー」

　橘さんが、そう言って笑う。

　橘さんって、もしかして小悪魔系女子？

「えっと……」

「なんでもないですよ」

　そして流れる沈黙。

　沈黙を破ったのは、ショーのはじまりを知らせるアナウンス。

「良い子のみんなー！

　元気かな？アソパソマソ体操のはじまりだよー」

「ショーが、はじまりましたね……」

　橘さんの目が輝く。

「見に行きますか？」

「はい！」

　橘さんの目がキラリと輝いた。

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