第8話 暴虐、白き熊の剣
それは、ゆっくりと目を覚まし、そしてそれは、自分を産み出す為の
それはその事を知ってちょっと驚き、何故壊れたかを考えた。
しかし、それはまだ目覚めたばかりで、あまり考える事が出来ず、直ぐに考える事を止めた。
それが考える事はただ一つ、早く生まれ、早く破壊し、早く作り替えたい!
それは赤子の思考、そして、それは手にもう一つの
『早く遊びたい!』
その
『もう少しの辛抱です、もう少しで六の星の
その
『・・・分かった。』
と答え、ゆっくりと目を閉じた。
かってコーリン・オーウェルがその膨大な星力を使って作ったと言われている、霊峰、『
勿論、此の事業に出資したのはロートスグループであり、
時は少し戻り、大社の奥の殿に一人の来客があり、
沢山の取り巻きを引き連れた来客者は、北方連合で一番の大国、ルーティア共和国の若き総首、バリーガント・デュランゲス、歳は三十代前半、年齢の割には金髪の髪は薄く、身長は軽く二メータを超え、体は筋肉の固まりで、見るからに精力絶倫野郎である、事実、彼は熊ともやったと言われる程の
バリーガントは怒っていた、「婆!お前、俺に
(#▼益▼*)つ〃∩ ゴルァ ゴルァ ゴルァ
ダアーン!
思いっきり、グウパンで床を叩くバリーガント!
しかし、高齢の
バリーガントは果て? って顔で、横の記録官に聞くと、記録官は、「確かに言ってはおりません、閣下が最後に、『俺が欲しいと言ったら、皆んなが俺の欲しい者を差し出す、だから婆も俺の欲しい者を差し出す、だから差し出すと記録しておけ、』と言われました。」
バリーガントは納得して、「なんだ、婆、言ったんじゃねえかよ!」
!Σ( ̄□ ̄;)
バリーガントは笑いながら、「がぁはっはっは、婆、細けぇ事はきにするなぁ、俺はコーリンの子孫にして、コーリンの力を受け継ぐ者だ、だから、ルーティアの民は俺を総首にした、分かるよな婆、コーリンから受け継いだ俺の人並み外れた
(∩▼Д▼*)ノ
バリーガントは子供のように駄々をこね、「だぁかーらぁ、俺だったらぁ、大丈夫だって言ってんだろうが、なぁ、婆、分かってくれよぉ、俺に、姫巫女を寄越せって言ってんの!」、と言いながら、そのグウパンを
後ろの
バリーガントは嬉しそうに、「やっと出てきたな、
バリーガントは変態だったから下を膨らませながら、「おっ!良いね!レイちゃん、その鼻っ柱を俺の
(∩▲皿▲*)↑
『ど変態め!だが、もうお前との話しは終わりだ、明日には真のコーリン・オーウェルの後継者が此の山に来る、私はその者に嫁ぐ!だから去れ変態!』
バリーガントは驚いて、「な、な、何だと!!!」
(#▼益▼*)つ〃∩
『私は決めた!変態!だからもう此処に来るな!』
バリーガントは怒りながら、「認めん!俺は認めん!よし!俺とそいつでレイちゃんを賭けた勝負だ、どちらが
バリーガントは、えっ、て顔で横の記録官に、「そうなのか?」
記録官は、「はい、閣下だけです。」
( ̄(エ) ̄ )
バリーガントは正面を向いて、「仕方ねぇ、そいつとの勝負は明日、そいつと会って決める!そいつと勝負して俺が勝ったら、
バリーガントが去った後、
暫くしてから、
『だって婆や、どいつもこいつも、コーリン、コーリン、ってスケベ心丸出しで、もうやんなっちゃう!で、結局、私に触る事も出来ないクセに、もういい加減にしてって言いたいの!!分かる!婆や!!』
暫くして、また
『真のコーリンだったら、あんな変態に負けないんじゃないの?ベルオバサンの紹介だからと言ったって怪しい者は怪しいし、本物かどうかそいつの真偽を確めるにはちょうど良かったって事よ、婆や、分かった!』
此の現代っ子の姫巫女には何を言っても無駄な事を知ってる
「やれやれ、」とため息を付きながら、
C=( ̄ヘ ̄;;)ハァー
「兎に角、明日来られるのは、ベル殿の大切な御客様、失礼の無いようにして下されなぁ、姫様。」、と声を掛けるのだが、
一向に返事が帰って来ないので、
「・・・逃げなされたか。」
とガックリする
┏(ー_ー;)┓ガックリ
そんな事が起きている事を知らないハルチカ達は、『
湖を見渡せる高台にある別荘は、元々、バリデュワ家とビジネスの為に建設された家屋で、様式は殆ど他の家と同じである。
二百坪の平屋には二十の客室に百帖のリビングと三十帖のLDがあり、あと三つのダイニングがある。
また、室内と室外にプールが有り、ビジネス以外にも別荘としての設備も一応は備わってはいた。
でっ、プールが有る分けだから一応、皆で室内プールで泳ごうと言う事になって、本来、クラスメートの水着姿にドキドキするのが普通だが、現在のハルチカは立たず!
更にウェルド公国は軍事国家だからお洒落な水着はあまり少く、まして、バンチニアは田舎、アンリやドリス、ハルチカも普通にスクール水着、ロリコンじゃないハルチカは全然燃えなかった。
アンリは、「ハルチカ!何よあんたその目は!」
(# ゜Д゜)
ハルチカは普通に、「アンリって着痩せするタイプかなぁ、結構スタイル
(^◇^)
アンリはガックリして、「何なんだ!此の脱力感は!立たずに言われてもちっとも嬉しく無い!」
┏(_ _;)┓ガックリ
「あっははははははは!」
プールの中央から笑い声が聞こえてきて、三人が驚いてプールを見ると、
年齢は自分達と同じくらい、紫が入った長い黒い髪に赤い瞳、ばっちりお目目に端整な顔立ち、抜群のプロポーション、そして火のように赤いワンピースの水着。
アンリは、更にガッカリして、「立たずにスタイル誉められた後に、何故、抜群の
┏(T_T;)┓ガックリ
その時、お洒落に手間取っていたコーリがオレンジのビキニでプールサイドに出て来ると、
プールの娘に気がついて、「えっ、レイちゃん!来てたんだ。」
プールの中の娘が嬉しそうに手を振りながら、「コーリ、遊びに来ちゃった。」、と言うとクロールで一気にプールサイドに来ると、勢い良くプールから出て、ハルチカの
「ふぅーん、あんたさぁ、あたしがこんなに近寄っても
ハルチカは
彼女は笑いながら、「あはっ、普通の男はね、私に近寄るだけで
("⌒∇⌒")
また、物騒な事をサラリと言う
(* ̄ー ̄)
あまりの大胆な行動に呆気に取られていた三人娘は、
ドリスが我に返って、コーリに、「御嬢様、あの方は?」、と聞き、
コーリもはっと気がついて、「此方はバリデュワ家のレイティシア・バリデュワ嬢、『
レイティシアはハルチカを人差し指でツンツンしながら、「あんたはあたしの事、レイって呼んで良いよ、でっ、あんたは何んて言うの?」
ハルチカをツンツンされて、ちょっと興奮したのか、顔を赤らめながら、「ぼっ、僕はハルチカ、ハルチカ・コーデル、バンチニア高校の魔導科一年生、今度、二年になる。」
レイは腰に手を当てて、「あんた、明日、あたしを賭けて熊好きの変態と勝負をするのよ!いい!分かった!」
(〝⌒∇⌒〝)
ハルチカはレイが言ってる事の意味が分からないので、「?熊好きの変態?勝負?何の事?」
(;゜∇゜)
レイは笑いながら、「さぁ、何の事かしら、それに何が起きるかは、あたしにも分からないし、ただ、絶対、ハルチカ、あんたは、明日、うち、『
( ̄ヘ ̄メ)
ハルチカはレイの口調に圧倒されて、「はっ、はい!」
(;゜0゜)
レイはその返事を聞いて満足したのか、「じゃ、直ぐにうちに行こう、ハルチカ!」
四人は、「ええええええええ!!!」
あまりのせっかちなレイに四人はビックリ!
次の日、
「まで待てるわけねえだろうがぁああああ!!!」、と摩導上昇下降機で再び『
(#▼益▼*)つ〃∩ がぁああああ!
隣の記録官は呆れながら、「帰ったと見せ掛けて、寝込みを襲う、閣下もゲスですねぇ。」
バリーガントは嬉しそうに、「そりゃ良い誉め言葉だ、ちゃんと記録しておけよ!」
バリーガントを中心に武装した黒い戦闘服を着た百人の集団が『
ドガァーンンン!!!
彼等は大社の門を破壊し、中庭に突入する!
ウウウウウウウウウ!!
大社中に響き渡る警報とサイレン!!
ダガガガガガガガガ!
ドカン!ドカン!ドカン!
魔導銃の銃撃音と爆破音!
その時、
ザッ!ザッ!ザッ!ザッ!
(`ヘ´)(`ヘ´)(`ヘ´)(`ヘ´)
バリーガントとその武装集団を迎え撃つ為に、大社殿より現れた拳の使い手が襲撃者達の前に立ちはだかる、その数五十!
『
バリーガントの前に立つ、彼等こそが、『
彼等は、鍛え
今、その彼等の力により、バリーガント率いる襲撃班は片っ端から、
グワッ!ゲェロッパァ!ヒデブゥ!
( `◇´)ゞ<炎炎炎
武装集団はチリとなり、残る人数は十!
バリーガントの野望は
バリーガントは首をコキコキ回しながら、「
コキ《(#▼益▼*)》コキ
『
彼等は強くなる為に一番若い者でも二十年、年長者は五十年の歳月、只強く成る為だけに修行してきた
こんな熊好きの変態に負ける分けがない!誰しもがそう思った!その時!
(。_゚☆\((#▼益▼*)ベチ!!!
大社で一番強い、ブルフェス・リィーガントが一瞬で潰れ!
「ばっ、ばかな!!」
『
更に、
(>。☆)☆((\((#▼益▼*)ボコチン!
大社で二番目に強い、ジャリコス・チェーンソーが木っ端微塵に吹き飛ばされ!
『
虐殺が始まった!!
『
バリーガントがスケベ笑いを上げながら、「待たせたな!
そう言うと、片手で
「きゃぁぁぁ!!!」
奥の殿中に響き渡る悲鳴!
バリーガントは感動する、「おっ!
記録官は呆れて、「そんな分けないですよ、閣下、その方は
バリーガントは、えっ、て顔で、「婆?婆が
知能指数が熊並みのバリーガントに、駄目だこいつって顔をした記録官は、「違いますよ、本物の
「ウィ!!」
黒い戦闘服に身を包んだ襲撃班残党は胸に手を当てて奇声を上げ、社内から昇降機のある大社の広場に向かった。
バリーガントが吼える、「うぉおおおおおおお!俺はもう我慢出来ねぇ!!婆でも俺は
「ひえぇぇぇぇ!!!」
『待て!!!』
襲い掛かろうとしたバリーガントの体がピタリと止まり、
「えっ!?」、
記録官が笑いながら、右手を前に出し、『困りますねぇ、閣下が
「おっ、御主!只の官僚では無いなあ!一体何者じゃ!!」、と記録官に怒鳴る!
(*`Д´)ノ!!!
記録官は、はてな顔で、「?私はルーティア共和国総務省の一等記録官ですが何か?」、と
その時、「離せ!」、「きゃ!」、「いたっ!」等の騒ぎ声が聞こえ、
黒い戦闘服の襲撃班に拘束されて連れて来られた、レイティシアとコーリ、アンリ、ドリスとオマケで魔導銃で殴られながら引っ立てられているハルチカが現れた。
五人を見た記録官は嬉しそうに、「これは、これは、レイティシア様以外にロンディーヌ家のコーネリア嬢迄、となると、その小坊主が噂のコーリンの血を受け継ぐ者ですか?」
コーリは驚いた、此の惨劇の現場で自分の事を知っている者が要る事に、
黒い戦闘服の男達に拘束されているレイが、「離せ!離せ!!だいたい何でお前達は燃えない!!」
記録官は当然って顔で、「それは、
「えっ!去勢って!」、と思わず自分の
記録官は、「でも御安心下さい、
その時、奥の殿より、
素っ裸のバリーガントが巨大な剛毛で被われた
「うぉおおおおおおおお!遂に!遂に!此の時が来たあぁあああああああ!」、と叫びながらレイに襲い掛かる!
((#▼益▼*))(((♂)))
「きゃぁぁぁ!!!」
レイが悲鳴を上げ、
バリーガントがレイに近付いた瞬間!
炎炎炎Ш♂Ш炎炎炎
バリーガントの
ズボッシュ!!!
その剣は根元から焼け落ちてしまった!!!
「ギャアアアアアアア!!!」
大社内にバリーガントの絶叫が木霊し、苦痛で転げ回るバリーガント!!!
その光景を冷静に見ながら記録を取る記録官、「えぇと、閣下の
ハルチカは
ハルチカはその事実に
記録官は記録しているペンを止め、「忌々しきコーリン、我等の野望を
記録官は自身の演技に酔いながら、両手を広げ、天を、太陽を睨みながら、「しかし、今回は貴方の負けだ!コーリン・オーウェル!!」
そして、ハルチカを睨みながら、「我等は『鍵』を手に入れた!!!」
睨まれた、ハルチカは、鍵?
鍵って、
コーリを見ると首を縦に振り、
えっ!
レイを見ると、
凄い勢いで頷いているし、
まさか!
ドリスは顔を赤らめながら、「鍵って、やっぱり、
アンリは、「いい加減にしろ、バカチン!あんたの事だろうがぁ!!」とハルチカを怒鳴った!!
ええええぇえっ!僕!
記録官がハルチカに近寄り、「さぁ!君!その
ハルチカ、絶体絶命のピンチ!
ハルチカは心の中で叫んでいた!
今の僕は、今の僕は
どうする!ハルチカ!
どうなる!ハルチカ!
今やハルチカの運命は!
風前の灯であった!
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