第4話 星戦士・月姫の剣

 リナとチビウサを乗せた飛竜が、飛翔巡洋艦、『ブリンシブァ2』に着艦し、彼女達は飛竜から飛び降りる。

 

 チビウサは心配して、「ルーナちゃまを一人にして良かったでしゅかねぇ。」


 リナは両腕を頭の後ろで組ながら、「いんじゃねえの、あのガキを泣かしたのは大将だし、面倒見んのも大将で、あのガキを魔人んと勘違いしたのも大将だし、確かにあのチンは魔人級だけどなイヒヒヒ。」


(o⌒∇⌒o)


 チビウサは呆れながら、「ゲスでしゅねえ、でも確かにルーナちゃんは、ああう子供の面倒は見たがるし、どっちみちあたちたちはジャマでちゅかねぇ。」


 σ( ̄∇ ̄;)


 リナは笑いながら、「案外、大将、あの魔剣マチンが気に入って、しちゃつたかも知れないし、イヒヒヒ。」


("⌒∇⌒")


「本当に、ゲスでちゅねぇ。」、と呆れるチビウサだった。


 ε=( ̄。 ̄;A フゥ…




 満月は消え、森は再び姿を現し、


「はぁ、はぁ、はぁ!」


 全てをなし遂げたハルチカは、項垂うなだれるチンをモロ出しにしながら、疲れて座り込んでいた。


 魔獣の卵を産み付けられ、苦しんでいたあの綺麗なお姉さんは、今、白い戦闘服に身を包み、自分の前に立っている。


 綺麗だ、本当に綺麗な人だ。


 其に、とっても強そうだ。


 此の人なら、あの化け物を絶対退治してくれる筈だ!


 そしたらバンチニア高校が助かる!


 エミリアも助かる!


 ルーナがハルチカの方に振り向いた。


 此の人は助かった事に対して、僕に御礼を言うつもりだ!


 そんな、御礼なんていいのに。


 ルーナはハルチカの方に左手を出し、


 握手かなあ?


 ルーナはハルチカの胸ぐらを掴んで引き上げた、


「やったら殺すと言った筈だ!!!」


(*`Д´)ノ!!!


「えっ!」


(;゜0゜)


 ルーナはハルチカの頭に銃剣をかざし、


「言い残す事は有るか!!!」


(# ゜Д゜)


「ええええええええええ!!!」 


 !!(゜ロ゜ノ)ノ


 お姉さん!すっごーーーく怒ってる!!!


 なんで!?


『ハルチカ、こうゆう時は、こう言うんだ!』


 チンがハルチカにアドバイス、


 ハルチカは焦って、


「愛しています、お姉さん!!!」


「えっ!?!?」


 突然の告白にルーナは、ビックリして思わずハルチカの胸ぐらを離した!


 ドサッ!


「イテ!」


( ☆∀☆)


 胸ぐらを離されたハルチカは、おもいっきり素っ裸の尻を地面に打った!


 ルーナは真っ赤な顔して、「そっ、そんな事で、ご、誤魔化されると思うなよ!少年!!」


(;>◇<;)


『イヤ、充分通じていると思うけど。』


 ハルチカは尻を擦りながら、「少年じゃないよ、僕はハルチカ、ハルチカ・コーデル、綺麗なお姉さんはなんてうの?」


 ルーナはビックリして、「えっ!お前は私の事を知らないのか?」



 ハルチカは不思議そうに、「どっかで、会った?僕は貴女の事は知らないけど?」


 ルーナは呆れながら、「はぁ、」


 ε-(≡Д≡;)ハァァ


「私はルナリィア・ウェルド、皆は私の事をルーナと呼ぶ。」


 ハルチカは綺麗なお姉さんの名前を知って感激した、「へぇ!ルーナさんて言うんだ!素敵な名前で、綺麗なお姉さんさんにピッタリですね!其に、姓も此の国と同じなんて本当に素敵です!!」


 o(⌒ー⌒)o


 ルーナは本当に自分の事を知らないハルチカが可笑しく思い、笑いながら、「フフフフフ、有難う、ハルチカ。」


(〃⌒ー⌒〃)ゞ


 そして、自分の格好を見ながら、「しかし、何なんだ、此の私の格好は、」


 ハルチカはチンから、ルーナの疑問の答えを聞いて、ルーナに説明する、「・・・其は、とある人が言うには、貴女の、ルーナさんの守護星が貴女の為に用意してくれた、『星姫武装スタープリンセスガード』だそうです。」


 ルーナはビックリして、「私の守護星!、『星姫武装スタープリンセスガード』!ハルチカ!何故君はそんな事を知っているんだ!!」


(;・∀・)


 ハルチカはちょっと焦りながら、「えっ、その、あの、とある人から聞いたんです!で、その人が言うには、ルーナさんの守護星は『ムーン』だから、貴女は、『プリンセス・ムーン』と呼ばれる、『星姫戦士スタープリンセスソルジャ』に選ばれたんだそうです。』


((;゜0゜))


 ルーナは信じられなかった、本来、守護星は他人には軽々しく話してはいけない、神聖にして崇高な存在!


 其なのに、今日初めて会った此の少年は、自分の守護星をズバリ言い当てた!


 そのうえ、更に自分の知らない秘密迄知っていると言う!


「ハルチカ!君は一体、何者なんだ!?」


 ハルチカは、またルーナが自分の身分を聞いたと思い、「はい、バンチニア高校摩導科一年生で今度二年生になります、其で、その人が言うには、ルーナさんが僕の言ってる事、信じて無いから、試しにその場でジャンプさせろと言っています。」


 もうハルチカは、チンのただの通訳になってしまった。


 ルーナもハルチカの不自然さに困惑するのだが、「そうう事を聞いているんじゃ無いんだが、・・・まぁいい、ジャンプをすればいいのか?」


 ハルチカは嬉しそうに、「ハイ!」


 ルーナは、疑わしげに、「こうか?」


 ピョンと跳ねた!


 \\//\\// バシューン!!!


「えっ!?!」


 ⌒(○ ○)⌒


 ルーナは、高度三十メータ上空にいた!


 森は小さく、バンチニアの全景が見え、


「えっ!ええええええええ!!」


 そして、直ぐに落下した。


 ヒューウウウウウウウウウンンン!


 ☆ \\☆//☆\\☆// ☆


 ドガーアアアアアアンンン!!!


 直径1メータ位の大穴が開き、その中心にルーナがいた。


「いたたたたぁ!」、と頭を擦りながら起き上がって、ルーナが前を見ると、


 爆風で吹き飛んだハルチカが、尻の穴まで丸出しでひっくり返っていた。


( ¥ )


 ルーナは慌てて、「ハルチカ!大丈夫か!」


 ハルチカは起き上がりながら、「大丈夫ですよルーナさん、でもルーナさんの力、本当に凄いですねぇ、その人が言うには、慣れれば空を飛べる事も出来るそうですよ。」


 ルーナは愕然として、「私が空を!」


(;゜∀゜)


 ハルチカは続ける、「更に、その人が言うには、腰のじゅうですが、左の銃が新月銃クレセントガンで暗黒の力の摩導銃マドウガン、右のじゅう満月銃フルムーンガンで光の力の摩導銃マドウガンだそうです、そして二挺が一つになると十倍の威力になる超月銃スーパームーンガンになるのですが、回数制限があって、今の状態では一回だけだそうです。」


 ルーナは二つのじゅうを手に取り、目の前にかざし見る、「新月銃クレセントガン満月銃フルムーンガン!!」


 其は先端部には両刃の銀の短刀が装着していて銀の銃身には細かい星の模様が入り、銃把グリップには新月と満月の模様が入った 美しい銃剣。


 ハルチカは断言する、「其は『ムーン』がルーナさんの為に造り上げた、ルーナさんだけが使える、ルーナさん専用の武器です!!」


 ルーナは繰り返す、「『ムーン』が私の為に!」


 ルーナは暫く、美しい銃剣に見とれた。


 ハルチカは焦った口調で、銃剣に見とれているルーナに話掛けた、「ルーナさん、此れからが本題なんです!その人は『プリンセス・ムーン』のルーナさんなら『魔人創造者デーモンメーカー』を倒せると言っています!」


 ルーナは驚いて、「ハルチカ、君は『魔人創造者デーモンメーカー』の事迄知っているのか!」


(;゜∀゜)


 ハルチカは頷きながら、「その人から聞きました、『魔人創造者デーモンメーカー』は女の人に魔人のタネを植え付け、魔人を産み増やす化け物モンスタ!ソイツが、ソイツが僕の高校、バンチニア高校の女生徒を狙っているんです!助けてください!ルーナさん!!」


 \(゜o゜;)/


 ルーナは、「分かったハルチカ、詳しい事は、『魔人創造者デーモンメーカー』!奴を、奴を倒してからだ、それと、ハルチカくん。」


「はい、」


 ルーナは、ハルチカの下を見ながら、「そろそろ、ズボンぐらい、履かないか。」


「えっ!?」


 自分の下半身がスッポンポンである事をすっかり忘れていた、ハルチカであった。


(///ω///)!!


 は、恥ずかしい!!





 再び、飛翔巡洋艦『ブリンシブァ2』、飛竜格納庫、


 リナは少し不安になっていた、「たしかに、あの大将からこんなに連絡が無いのはおかしい、あの魔チン、そんなにいのか!」


 チビウサは諦めた口調で、「結局、ゲスでしゅか、」


 ┐( ̄ヘ ̄)┌


「取り合えず現場に戻りましゅか?」


 リナは頷きながら、「そうだな、イヤ、待て、何か此方こっちに来る!!」


 飛竜の着艦の為に左右の船腹は開放されている、其処から外を見ていたリナは、凄いスピードで此方に向かって来る白い点に気が付いた!


 リナが怒鳴る、「敵か!!」


 リナはぐに、腰に装備している伸縮型の槍を拡張しかまえる、


「来るぞ?!」


 白い点は直ぐに大きくなり、


 ズダーン!!!


 と飛竜甲板に激突して、


 ゴロゴロゴロゴロ!!!


 転がって、


 ドシャ!!!


 飛竜の食糧として積まれていたワラの中に突っ込む!


 ギャギャギャギャギャギャ!!!


 普段は大人しく調教されている飛竜もビックリして大騒ぎ!


「いたたたぁ、着地するのって結構難しい!!」


(*≧∀≦*)


 とワラの中から四つんいになって出て来るルーナ。


 リナとチビウサは驚く!


「大将!」


( ; ゜Д゜)


「ルーナしゃん!!」


(;゜0゜)


「リナ!チビウサ!ちょうど良かった!!」


 v(・∀・*)


 ルーナはぐに立ち上がって、藁屑わらくずはたきながら二人に近づいた。


 近付くルーナのお肌は艶々つやつや、髪サラサラ、唇は紅くつややか、首には銀のチョーカー、耳には銀のピアス、白きレオタードに青い胸当てに同じく青いミニの腰当て、其々それぞれに赤い飾りが付き、両腕に白きオペラグローブと両脚には赤いロングブーツ、そして腰に銀の二挺の銃剣を装着していた。


 そんなルーナの様子や格好を見たリナは、「た、大将!しばらく見ない内に、美人になってないか?それに、その格好!どうしたんだ?」


 ルーナは、ちょっと照れながら、「有難う、しかし、話は後だ!魔人が現れた!チビウサ!ぐに魔針盤を出してくれ!」


 リナは驚いて、「魔人だと!!」


(;゜∇゜)


「あっ、えっ、ハイでしゅ!」


(;゜0゜)


 美人になったルーナに見とれていた、チビウサは慌てて魔針盤をルーナに差し出す。


 ルーナは差し出された魔針盤を見ながら、「魔人の名前は私が言う!チビウサは魔神機を動かしてくれ!」


「分かったでしゅ!」


 チビウサが目を閉じて、数言すうこと、呟くと魔針盤は軽く光、


 ルーナが魔針盤に向かって、「『魔人創造者デーモンメーカー』!」とハッキリと言った瞬間、


 針はグルグル回転して、やがて一点を指して止まった!!!


 直ぐにチビウサが、「地図マップ!」と言うと、空間に半透明なバンチニア町の立体地図が浮かび上がる。


 地図に矢印が重なり、矢印が指し示す終点の位置にある建物は、


 ルーナが怒鳴る!


「此の建物は!」


 チビウサが軽く答える、「バンチニア高校でしゅ。」




 古いビクトリア調の城を改造リフォームして造られたバンチニア高校は巨大な中庭を中心にロの字に建物が配置されていて正面の南棟はエントランスと教職員棟、東棟が一年生、西棟が二年生、北の中央棟が三年生の教室になっている。


 東棟の一階にある女子更衣室、摩導教練が終わり、三人の女子生徒が教練着から制服に着替えていた。


 ショートカットで眼鏡っ娘が、アンリー・スウィート、


 アンリが上下が一体になったツナギのような教練着を脱いで下着姿に成りながら、「コーネリア様、男子との自由合同演習に参加しなくて宜しいのですか?学園演舞祭も近いのですが、」


 ちなみにアンリの下着は、色気の無い白のスポーツブラに、白いガボチャパンツ、お洒落は小さなリボン。


 もう一人の、セミロングの髪をリボンで留めている丸顔のおっとり系女子、ドリス・ウェルチカが同じく、教練着を脱ぎなから、下着姿で、「そうですよねぇ、コーネリア様、我がクラスの人気ナンバーワンのダンバード様が一緒に演舞練習をって誘ったのにコーネリア様が断るから、彼、コーネリア様を睨んでいましたよぉ。」


 一応、ドリス・ウェルチカの下着も色はピンクだが、スポーツブラとガボチャパンツだ、飾りはワンポイントの花のパッチ。


 金髪に縦ロールの髪を赤いリボンで纏めている、美人で上品なお嬢様系のコーネリア・ロンディーヌ、「私としては、今更、高校レベルの摩導教練に興味が有りませんことよ、私が参加することにより、皆様が自信を無くされる方が、クラスにとっては損失でございませんこと、アンリ、ドリス、」


 彼女も教練着を脱いで、下着姿だ、下着は紫のハーフブラにスキャンティーで下着全体に薔薇の刺繍が施されすっごくお洒落。


 ドリスが羨ましそうに、「そうですが、コーネリア様、処でその下着、隣国、ポワジューレ共和国の高級店、デューコラルのブラジャーとパンティと呼ばれる超高級下着ですよねぇ、羨ましいわぁ!我が国は軍艦や兵器に力を入れてもお洒落には程遠いからお洒落な下着は高価ですよねぇ。」


 o(*^-^*)o


 アンリは眼鏡を上げながら、「コーネリア様!コーネリア様はその下着で、クラス人気ナンバーワンのダンバード・グラスタを悩殺したんですか!」


(□∇□¬)


 コーネリアはため息を付きながら、


 ε=( ̄。 ̄;)フゥ


「彼とは皆様がおっしゃるような関係はございませんことよ、一応、お爺様の命令で婿探しの一環として、彼とは二、三回御茶をしましたけど、彼では私の旦那様は無理である事が分かりましたの、ですから、彼との事はこれで御仕舞い。」


 アンリは、「そう言えば、ダンバード様は、今日は、やけにエミリアにチョッカイ出してましたねぇ、ダンバード様はコーネリア様を諦めたのか、二股を狙っているのか!」


 \(□∩□¬)


 ドリスは首をかしげながら、「でも、不思議ですよねぇ、今日のエミリアはすっごーく綺麗で、クラス中の男子が大騒ぎしていましたよー、一体、何があったのかしら?」


(* ̄▽ ̄)○ゝ


 情報通のアンリが、「彼女、二、三日前にハルチンとデートしている処を見たって言う噂が有りましたねぇ、もしかしてハルチンと何かあって、其で変身したとか?」


 その時、初めてコーネリアは二人の話に興味を示し、「ちょっとお待ち下さい、アンリ、エミリアが交際していた『ハルチン』んて、どなたの事ですか?」


 アンリは驚いて、「コーネリア様はハルチンの事知らないのですか?クラスで一番目立たない、ハルチカ・コーデルのことですよ。」


 コーネリアはそんな男子がいた事を思い出し、「コーデル君?名前がハルチカ、でも何で、『ハルチン』なんですの?」


 アンリとドリスはお互い顔を見合わせて、アンリが、「コーネリア様、男子が言うには、彼は彼処あそこがすっごく大きいから、昔から『ハルチン』と呼ばれていたそうなんです、クラスの女子の間では誰がその真偽を確かめるのかが、ちょっと話題になって。」


 コーネリアはその話題にすっごく興味を示し、「おっ、おっ、大きいのですか!」


 アンリとドリスがちょっと引いた時、


巣女ナエドコハ大キイノヲ好ム』


「えっ!」、「えっ!」、「えっ!」


 三人が同時に後を振り向き、


 @(( Φ∪Φ ))@


 顔と翼はコウモリ、体は猿、頭にヤギの角、尻尾は蛇、背の高さは三メータ


 魔人創造者デーモンメーカー


 が彼女達の前にその巨大な蛇汁を滴らせた鎌首を立ち上がらせながら、


『良イ巣女ナエドコ、ソレモ、三株!早ク、タネヲ入レタイ!!!』


 と叫びながら、彼女達の前に立っていた!!!


 キャアアアアアアアアアアア!!!


 悲鳴が更衣室中に響くも、


 魔人創造者デーモンメーカー精植え付け結界タネウエバリアで、更衣室の外に漏れる事は無かった!


 魔人創造者デーモンメーカーが両腕を前に広げた瞬間、


「ガッ!」、「グッ!」、「ウッ!」


 とアンリ、ドリス、コーネリアの三人は体を硬直させ、ゆっくりと宙に浮かび上がった!


 バッ!バッ!!!


 魔人創造者デーモンメーカーが両手を広げた瞬間、


 ガバッ!ガバッ!ガバッ!


 へ¥へ へ¥へ へ¥へ


 三人は大きく股を広げた!!!


『良イ!良イ!巣女ナエドコ!』


 魔人創造者デーモンメーカーは涎をしたたせながら、


『我慢デキナイ!!!』、と言った瞬間一匹の蛇が、


 ~>゜)ーーーーーーーーーーー


 バキン!バキン!バキン!


 ~>゜)ーーー ~>゜)ーーー ~>゜)ーーー


 三匹になり、


 三人の


 Φ ~>゜)ーーー


 Φ ~>゜)ーーー


 Φ ~>゜)ーーー


 に迫る蛇!!!


 どうなる三人娘!


 危うし、三人娘!


 その時、


「さぁせるかぁあああああ!!!」


 ガシャヤヤヤヤヤヤヤンンン!


 窓ガラスが割れる音!


 バリンンンンンンンンン!!!


 精植え付け結界タネウエバリアが割れる音!


 ヽ(*゚◇゚)ノ┌┛バッコンΣ(ノΦ◇Φ)ノ


 空から更衣室の窓を蹴破って中に飛び込んだルーナの蹴りが魔人創造者デーモンメーカーの顔面に直撃し、


 上半身を吹き飛ばした!!!


 ルーナはそのまま床に陥没する!


 ドコン!


 しかし、魔人創造者デーモンメーカーの下半身が一度ひとたび揺れた瞬間、


 ズルッチョ!


 と音を発てて魔人創造者デーモンメーカーは復元する!


 そして魔人創造者デーモンメーカーが叫ぶ、


『我ノ精植タネウエヲ邪魔スル奴!オ前何者!!』


 @((#Φ◇Φ#))@


 ルーナも、陥没した穴から抜け出して、魔人創造者デーモンメーカーを指差し、


「貴様ら、魔人を撃つ為に、『月』の力を託された!『月』よりの使者!星の姫戦士スタープリンセスソルジャ!!『プリンセス・ムーン』!!!」


その時、ルーナの背に輝く満月の幻影が現れ!


彼女が!


星の姫戦士スタープリンセスソルジャの一人!


星戦士せいせんし月姫プリンセス・ムーン


になった瞬間であった!!!

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