劇団ひとりさんの、今の座右の銘が気になる。

劇団ひとりさんの、今の座右の銘が気になる。

　若い頃からずーっと、私の座右の銘は『雨天順延』でした。

　「明日出来る事なら明日にする」というのが信条、夏休みの宿題も、8月の終わりになって仕上げるタイプでした。

　野球は、やっぱり晴天にやった方がいい、晴れる日まで待って、雨ならボウリングに切り替えて…

長年慣れ親しんだスタンスです、

　ところが2010年の事、突然の心筋梗塞で、救急車で運ばれることに。

いつ死ぬかわからん！うかうかしてられん！

　焦りにも似た気持ちが続き、FACEBOOKに掲載していた座右の銘欄は、真逆の『雨天決行』と変更致しました。

　翌年には東日本大震災。

人の命のあっけなさを、これでもかと見せつけられました。

　それまで、「明日でもいい事は明日」というスタンスだったのを、

「今日できる事は今日のうちに！」

気持ちは切り替えたつもりでも、慣れない体がついてこれず、思うように事が運ばないことが、多くなってしまっておりました。

　震災から一年経った頃、テレビ等て復興のニュースが流れ始め、明るい話題も、ちらほらみられるようになりました。

「もし、自分がいなくなっても、世の中は自分になんか関係なく着実に進んでいる！」

　そう思うと、かなり気持ちが楽になって、とりあえず相性の悪い『雨天決行』は、外すことにしたのでした。

　『雨天順延』の頃から、「明日できることは明日」とか言いながらも、『雨天決行』にしてからも、相変わらず、昨日までに終わらせなければいけなかった事に追われている状態は続いていましたので、その時ひらめいたというか、最初に思い浮かんだ言葉が、みつをさんの

『人間だもの。』

ちょっと、言い訳がましい気もしましたが、

以来、この言葉を、座右の銘にしています。

　何年か前、「さんまのほんまでっかTV」を観ていたら、劇団ひとりさんが、なんと、同じ言葉を座右の銘になさっているではありませんか！

『人間だもの。』

感激して観ていたら、共演者から「なんなのそれ！」とすこぶる評判が悪い…

　今でも、劇団ひとりさんは、座右の銘を

『人間だもの。』

と、そのままにしておられるのでしょうか？

　別に、変えられても構わないのだけれど、とても気になっていることの一つです。