狐の神に恋をした
@aritayuka
第1話・・・運命の出会い?
私、真田憂 ただいま、修学旅行中です。
なんか・・・伏見稲荷大社って言う所に来てます・・・
友達1「憂!あの千本鳥居すごいね!」
『えっ?あ、うん!』
友達1「どうしたの憂?」
『なんでもないよ』
友達1「そう?ならよかった(笑)」
暇だしどっか歩いてよーっと
『ふふふふーん』
?「おい。そこの人間」
『誰。』
?「私は、この大社の神・・・白ノ宮である」
『誰っすか?神って・・』
白「ほんとの事だ。用があるこっちへ来い」
『何でですか』
白「はようせい」
『私の家、武家っす』
白「ほう、それがどうした」
『真田家の姫君っす』
白「それでなにか?」
『いやぁー。なんでわかんないの?』
白「お前は真田家の姫なんだろ」
『わかってるのならお引取り頂きたい』
白「いやだ。お前に用がある」
『行きません』
白「こうなったら力ずくでも連れて行かねば」
『何でぇーーーーーーーーーーーー』
白ノ宮はなんか術を唱え始めた
地面には魔法陣っぽいのが現れ、私と白ノ宮を包んでいた
眩しい光に包まれ、たどり着いた所は・・・
『すごっ』
屋敷が立ち並び、商売が栄えている都のような場所だった
『ここはどこなの』
白「私の都だ」
『まぁ、私が嫁いだ織田信長公の安土よりは小さいのう』
白「なんだと?」
次から空想?っぽい昔の話です・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『すまぬ。なんでもない』
白「この声は・・・やはり」
『ははっはははっ面白い』
白「姫!」
『そなた私が化けていることに全く気づかなかったのか』
白「はい」
『怒ってはない』
白「それより、婚儀の話は・・・・」
『あぁ、あの話ねぇー。しない。』
白「えっ?」
『私は生涯、夫を持たぬ』
白「何故です。あんなに嫁ぐのが好きだった姫が」
『信長公を亡くしてまた別の夫を作るのは悔いが残る』
白「しかし『もう決めたことじゃ。口を挟むでない』・・・わかりました家臣共々に言っておきます」
『すまぬ』
白「頭を御上げください」
『誠に申し訳ない』
白「私、信長公は姫に幸せになってほしいと思います」
『何故じゃ。何故そなたごときに分かる』
白「兄がそうでしたので」
『そうか』
白「姫、申したいことがあるのですが」
『何じゃ』
白「私、姫のこと好きでございます」
『急に言われてものう』
白「待っております」
現実に戻ります
白「憂、私に見覚えは無いか」
『んーっとね。どこかであるような無いような』
白「そうか」
『ん?ここ昔も来たことある。確か名前はあやかしと幻想鏡の世界だから・・・』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『紅穏の都だぁ!』
白「覚えておっしゃっていたとは」
『当たり前』
白「私のことは」
『うんー。白ノ宮!いつか覚えてないけど好きって言った奴』
狐の神に恋をした @aritayuka
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