読みはじめていきなり、日本の総理大臣が妖魔(モンスター)にしょう油があうから狩りまくろうというようなことを言っていてビックリしました笑
けど、その突拍子のない展開から、主人公コウの視点によるとても読みやすい文体で流れていくので、物語が気楽な感じに、そしてコミカルに入っていきました。
とは言ってもバトルもの。
トビマグロやトサカグルイなど、珍妙なモンスターとの戦いは手に汗握ります。
クジラさんがいつも舞台とされる山形ののんびりとした空気と学生時代のノスタルジーとともに、コウのほかにもちょっとおかしな黒髪美少女一ノ瀬さんや巫女美少女的男の東也のような魅力的なキャラクターが登場し物語を盛り上げます。
後半は、そののどかな空気が一変することになるのですが――皆さんの目で確かめていただければと。
いつも通りのクジラ節満載のバトルものです。是非ともお楽しみください!