翼をください。
山谷さん&りるん
なんか最初のやつ
田口マサルはひとりの男と話をしている。(一方的)
静けさの先で男は口を開いた
男)神様っているのかね?
男)たぶんいんだよ
会ったから...
田口(ほう、聞きたいですねその話
男)んんっ
初めはさ、ジジィ蹴り飛ばしてやろうかなって思ったんだよ。
なんか臭ぇしさ?いやいや杖、長!って思ったしさ?7メートルはあったよ!
田口(臭ぇか!長いか!大変だな!そいつはよー
男)でもさ興味深いこと言い出したんだよ。「わしは神様。そなたの願い叶えちゃおっかなー」みたいな...でさ言ったんだよ、大きな声で、ちょっとキレながら
「なら......翼をください!!」
「オッケー」
は?んだよって、まじぶん殴ろうかなー、孫まで殴ろーかなーって思うじゃん?まぁけど?まだ拳いっかなって感じでやめたけど...
田口(やめたんかーい!
男)だからちゃんと言ってやったよ。
「あ、すいません、大きな声出して。すいませんでした。失礼しまーす。」
って!
田口(ドヤ顔できる場面じゃなくないー
男)まぁ怖くなってさ全力で、そりゃ全力で家に帰ったよ。
田口(殴る勇気なんて売れないホストの月収くらいだろからねーー
......
田口(また俺?なんか言うの?あ、ここ俺のセリフ?まじ?わ、わかりました。
田口は台本片手に咳払いをし、深く深呼吸をして言った。
田口(7月某日、学校の帰り道、神様に会ったことはこの物語の主人公、
それはそれは大きい、どのくらいかと言われると...低めのマンションくらいだろうか。
田沼)お前誰だよ。
田口(ですよね?そなるよね?実はね?俺これでもう登場しないのよ!
そうゆう要因の裏的な奴なのよ!
田沼)あーまーモブっぽいもん顔。
じゃなんか言っといたら あんじゃん最後の言葉みたいなあるじゃん
田口(あるな、あんなそゆのな。ずっと主人公と旅してきた奴が死んじゃう時のめちゃめちゃ悲しいやつな
田沼)なんなら主人公よりサブの方が人気でちゃうシーンあるなー
ちょっとやってやって。口たん口たんやってや
田口(馴れ馴れしいわ!
...まぁーやってやるわ
立ち上がる田口
田沼)誰もみたくねぇわ、知らん人の寸劇なんて
帰れ、ハゲ
ふつうに涙をこぼす田口。
ハゲてないのにハゲかを確認する田口。5年付き合った彼女に"いや、遊んでただけだし"とフラれる田口。
そして田口は明日を生きる。
頑張れ田口!負けんな田口!
p.s この物語に田口マサルは一切関係ございません。次回の第1話では本編をお送りいたします。あらかじめご了承ください。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます