踏みつけた足の裏からジャリと音がしました

小石は砂に塗れているの？

白砂のファンデーションを塗っているのかしら

ふと小石に意識があるのなら

なんと酷いことをしているのでしょう

踏みつけられて目もくれられず、涙もみえず、嘆きもみれず

ジャリジャリと怨嗟と憤りの声が響くのを人は知らず聞こえずに通り過ぎているのだから

たまにその声を聞こえる人が立ち止まっても、道行く人達は邪魔だと心で毒つき素知らぬ顔で避けていきます

だから聞こえる人は聞こえぬ振りをして

踏みつけていくのです。

踏みにじんでいくのです。

ごめんなさいごめんなさいと

果たして悪いのは一体誰なのかしら？

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい