成長という名の…
しがらみと惰性に晒されてふやけて剥がされていく青い春
産まれたての大人の表面はつるりと滑らかで
これから失っていく綺麗さを哀れんで指先を滑らせた
弱々しくも儚く美しき薄青色の表皮
強固で力強くはあるが変化に乏しい表皮の下の真皮
否が応にも嫌がろうとも寄り添うこともできず、表皮と真皮の間の剥離は止められず
間に出来た空間には葛藤の風が吹き荒れる
成長という名の衰えが停滞を許さず
成長という名の進歩が道を誤らせる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます