孤独の必要性
昨日はみんなと笑いあえたのにひどく寂しかった
僕一人だけが違う場所にいるみたいで場違いに思えたんだ
まるで観客席にいるピエロみたいさ
綱渡りの芸人 見上げてるだけ
あるいは火の消えた輪っかがポツンとそこにあるだけ
ただ居るだけの居ごこちの悪さを誤魔化す為の追従の笑いに途方もない苦さが心に残る
帰る道すがら 一人になってホッとするけれどまたそうしようかなと思うんだ
でも明日は雨が降ればいいと思う
せめて明日だけでもと
今日は朝から雨が降ってる
道には誰もいない、へばりつくような水溜りにパラつく水玉が落ちていく
窓の表面には水滴がゆっくりと流れていて
静かな部屋の中で深く息を吸えば
心地よい空気が心を満たしてくれる
大丈夫 雨は明日には止む
いつまでも晴れてばかりじゃ疲れてしまうけれど雨ばかりでは憂鬱になるのだから
さて今日は何をしようか?
何もせず目を瞑っていよう
好きにすればいい それが必要と思えるのなら
ふと外ではしゃぐ声が聞こえても静かに瞳を閉じて明日へと備えよう
そういうのも大事なのだから
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