7話 決断5
総司と千春は、着替え終わり王様が居る王室間へと向かった。
そして何故千春がいるのかと言うと、千春が部屋を出て行ったあと速攻で着替えてまた総司の部屋へ戻って来たのだ。にしても着替え早いよ…
ようやく王室間につき中へ入る。そして中に入ると皆の目線が集まる特に男の子の……それもそうだろうだって隣には、学校の二大女神の千春がいるのだから。
「遅かったね千春さん、どこ行っていたんだい?部屋に行っても居なかったから心配したよ。それとなんで君が千春さんと一緒なの?」
司は千春に、優しく接するが何故か総司には、毛嫌いする様な言い方をする。
「来る途中にまたまた会ってな、それで一緒来たんだ」
そう言って千春に「合わせろ」というと目線を送る。千春は、「うん」と目で合図する。
「うん、途中でたまたま会ってね」
「そうなんだ、分かった。でも次からは、ちゃんと部屋に居てね」
「う、うん…わかった」
そう言って話が終わる。そして王様が口を開く。
「ふむ、それでは、皆揃ったようじゃな。でわ答えを聞こうか」
ジーク王が真剣な顔で見つめる。そして意を決した司の口がひらいた。
「僕達は、この世界を救います!!」
司が大声でそう宣言する。
そして王室間に集まっていたジーク王やこの国の騎士達が「おぉ!」と言い盛り上がる。
「そうか、ありがとっ!!勇者達よ!!」
ジーク王があまりの嬉しさに涙を流す。
おい…泣くほど嬉しいとか、この世界どんだけ危なかったんだよ…
総司は、内心そう言った。
そして泣いているジーク王を慰める様に司が言う。
「ジーク様、泣かないで下さい。僕達は、当たり前の事を下までです」
「そうか、だが本当に感謝する!おいお前達、例の物を持ってきてくれ」
そう言ってある物を部下に持ってこさせた。
「これは、ステータスプレートだ、これに血を一滴垂らしたら登録完了だ。さぁ皆やってくれ」
そう言ってステータスプレートに血を一滴垂らす。そこに記載されたのは、名前とジョブだけだった。
ふむ、正確にはステータスは記載されないのか…しかもジョブが剣神と魔道士で二つ選べる。じゃあ魔道士にするか、剣神にしたら色々面倒だし。
「皆出来たようじゃな、ステータスプレートは、身分証代わりもなる、なのでなくさぬようしっかり管理するのだよ。そして明日からは、皆には戦闘訓練をしてもらうなので今日は、休むなり騎士達の練習を見に行くなり好きな事をして過ごすがいい、これで話は以上だ」
ジーク王の話が終わり、みんな部屋を出る。
そして今みんなは、食堂にいる。今日は何するかの話し合いをしていた。
「じゃあ決まりだね。僕達は、騎士達の練習を見に行くよそれ以外は、図書館に行くでいいかな?じゃあ解散」
司がそう言ってみんながバラけるそして俺は、図書館へと向かった…のだが何故か千春もついて行こうとする。
「なぁ?なんで着いてきてんの?」
総司が千春にふりかえり呼びかける。
「だってソージくんと居たいんだもん…あと何であの時私も誘ってくれなかったの?」
千春がジト目で総司を睨む。
なんでそんなに俺と居たいんだよ……
「それは、お前が司と一緒にいたからだろ?だから誘うのやめた」
「わかったもう司くんとは、一緒にいないこれからはソージくんと一緒にいる。あとこの際だからちゃんと言うね…私ソージくんが好きです。一生貴方のそばに置いて下さい」
………………………は?……
まさかまさかの告白からのプロポーズ?!それを聞いた総司は、戸惑うちょー戸惑う。
「え…とごめん聞こえなかったからもう一回いいかな?」
「私と結婚して下さい!もう…酷いよソージくんこんな事二回も言わせるなんて…」
そして次は、どストレートで言ってきた。千春は、顔を赤くしてしょぼくれている、それを見た総司が動く。
あ、もうダメだ…かわいい撫でたい!
そして総司は、千春に抱きつく。
「きゃ」
千春が可愛らしい悲鳴をあげる。だが総司は、止まらない。
「うぅ千春〜かわいいよ〜」
「ちょソージくん、くすぐったいよ」
総司が千春の頭を撫でまくる。
そして満足した総司は、ゆっくりと千春の頭から手をはなす。
「ふぅ、千春。俺も千春が好きです。これからも俺の背中は、頼んだぞ相棒として俺の…嫁として……!」
「はい!」
千春が満面の笑みで答える。
うん、今日の予定は千春とイチャイチャよし!
総司がそう決め千春の手を握る。千春は、驚いたのか顔が赤くなる。
「ちょ、ソージくんどこ行くの?」
「俺の部屋」
「どうして?」
「イチャイチャする」
「え、えぇ〜」
こうして総司と千春は付き合うことになり総司の部屋へと向かうのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます