At'-is-o AlTbas:あなたが紡ぐ歌

リエンとシアン

Follow the Nightingale (KOKIA)

t-iz Ol'*REGNH CI AN'sonza-

Follow the Nightingale


REGNH REGNH CI AN'

REGNH C-AT LE C-AT LE

待って、ナイチンゲール


LA S-AC LTAGNOM COS NNIS COS CY IS

あの時から物語は始まった


RTA NNIS RTA NNIS *IAM

踏み入れて 踏み入れて


Q Ca'um Si';

n'atel svet.

;Ca'atel Si'im.

Si's-oz Mico'l.

At'el Si'Q;

Si'cic Si'r c-e.

どうしてここに生まれたんだろう?

今この時代に 何か意味があるはず 

そう問いかけてみる


;At'cant Ca'r Mico'l

:siny At'r sonz al,

t-iz c-e*At'r co'l

=Ol'l-iz al Tbas.

きっとそうだと 聞こえたなら 自分を信じて

心の声に続け あの鳥の後へ


NAC A LA DOC A S-OS IAM

賽は投げられた


IS TTOT COS CY TA IAM

後に続け


――――――

この曲に込められた意志は、大変に強いものではないでしょうか。

個人的な解釈になりますが、「足を踏み入れ、物語が始まった」という歌詞からは、「自分が行動することではじめて結果が生まれるのだ」というような力強さを感じるのです。

AlTbasたちは、「世界から与えられる運命」とでもいえばいいのでしょうか、そのような力に引っ張られながら、その生を全うします。そんな彼らの運命とこの歌はよく呼応する感じがするのです。


――――――


まずは造語部分を解説します。

KOKIAさんはこの曲において「日本語をローマ字に変え、逆から読む」方法で造語部分を作っています。そのため、AlTbasに訳す場合においても「AlTbasを逆から読む」方法をとりました。

「REGNH CI AN'(ナイチンゲール)」「IAM(いま)」については固有名詞、特別な言葉とみなし、そのまま使用しています。


C-AT LE→el ta-c(待ってほしい)


LA S-AC LTAGNOM COS NNIS COS CY IS

(物語は始まった)

→Si'yc soc, sinn soc,Mongatl ca-s al.

(わたしはそこへ行き、入っていった。物語はまさにそこから始まった。)


RTA NNIS RTA NNIS *IAM

(踏み入れて 踏み入れて 今)

→Sinn At'r

(入っていった、あなたの「  」に)

どこに入っていったのか、そこにあったものは何だったのか。

詳しくは書かれていません。

後述しますが、この曲の一番の歌詞は「自己の見つめ直し」が連想されます。

ここは言葉には表せない曖昧ななにかを得た瞬間なのかもしれません。

その末に、「賽は投げられた」に続くのでしょうか。


NAC A LA DOC A S-OS IAM

(賽は投げられた)

→so-s a cod,al a can.

(今一つだけ手段がある。できることがある。)

賽は投げられた、というのはカエサルの言葉です。

戦争に向かう船の中、後に引けない状況で、「まだできることはある!進むことはできる!」という意味をこめているのですよね。

ということで、AlTbasにおいてはこのような訳になっています。


IS TTOT COS CY TA IAM

後に続け

→At'yc soc, tott Si'.

(あなたもここに来る。私のもとへ至るだろう。)

AlTbasにとって「yc soc」は一番大切な言葉です。

これについては後々動画で、一つのお題として挙げることになります。

簡単に解説しておくと、未来のこの世界が滅びるとき、最初にオスルクニアムへ至った少女オリクリエンが発した「約束」の言葉です。だから、一番最初のAlTbasであり、一番重要な単語なのです。

この言葉を用いるということは、大変に重い意味を持ちます。

AlTbas的にはここで最初のAlTbasが誕生する場面を想起しながら歌うところでしょうか。


――――――

それでは、日本語歌詞だった部分を訳していきます。

AlTbas訳詞、元歌詞、再翻訳詞の順番で書いています。

(1番)

Q Ca'um Si';

n'atel svet.

;Ca'atel Si'im.

Si's-oz Mico'l.

At'el Si'Q;

Si'cic Si'r c-e.

どうしてここに生まれたんだろう?

今この時代に 何か意味があるはず 

そう問いかけてみる

(なぜ世界は私を生んだの?

 何も持たない私を。

 けれど、世界はきっと私に意味を与えた。

 私にも使命があるはず。

 あなたは私に何をしてほしいの?

 私は私の声を聴く)

前述したとおり、AlTbasは世界から使命を授けられて生きる存在です。

けれども、その使命が分からなくなってしまう者も中には存在します。

それ自体も世界からの与えられた運命なのかもしれません。

世界から与えられ、そして自分の中に宿った使命とは何なのか、それを探るような詩です。


1番の歌詞は「Si'」すなわち自分について歌っていると考えています。

しかし2番の歌詞は「At'」、つまり自分ではない誰かが対象になっています。

1番のように悩んだ後答えを見つけたAlTbasが、同じように悩む誰かに向かって歌っているイメージです。


(2番)

;At'cant Ca'r Mico'l

:siny At'r sonz al,

t-iz c-e*At'r co'l

=Ol'l-iz al Tbas.

きっとそうだと 聞こえたなら 自分を信じて

心の声に続け あの鳥の後へ

(あなたが使命を負ったなら

 あなた自身の存在を信じて

 あなたの心の声を追って

 それはあの翼に似ているよ)

これは最後の歌詞である「賽は投げられた」にも続く部分なのだと思います。

自分を信じて進もう。その歌詞以上の解説は見つかりませんが、一つ補足するとすれば、鳥のことを表す語句がなく、「あの翼」と書きましたが、発音が「AlTbas」と同じですね。

実際、AlTbasは別のAlTbasを「tbas」と呼ぶことがあります。

「あの翼」というのは、AlTbasの誰か(自分のこと?それとも前述したオリクリエンのこと?)を指すことになるのかもしれません。


――――――


以上がFollow the NightingaleのAlTbas訳及び解説となります。

たくさんのリクエストをいただいているので、少しずつ訳していきたいと思います。

どうぞこれからもよろしくお願いします。

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