常闇の剣
秋月玲奈は走りながら<
大地から黒い球体状の闇が浮かび上がってくる。
無数の闇が風船のように浮遊すると、
「
玲奈が叫ぶと、巨大な虎が
ふわりとその背中に飛び乗った。
「結界術<
<
その光景は光の雲が
「準備完了。カオルちゃん、後は任せるわ」
「了解。封印術<
風守カオルは九字の印を結びながら、巨大な球体の闇で
そのまま球体の闇を縮小していった。
やがて、手のひらぐらいまで小さくなった球体は<
「封印完了。もう冥界に送ったから当分出てこないわ」
風守カオルはほっと一息つく。
「やっぱ、専門家は凄いわね」
神沢勇がひょこり姿を現す。
「ほんとです」
風森怜も安堵の表情で同意する。
「向こうの方もそろそろ大詰めらしいわ」
風守カオルはイヤホンで通信を聴いていた。
「とりあえず、合流しますか」
秋月玲奈は額の汗を拭きながら呼吸を整える。
(カオルちゃん、至急、神沢隊に合流してください)
ノーテンキな
秘密結社<
(どうしたの?)
(<
(ありえないわ)
<
誤差数ミリもない高精度の射撃が可能で、時差も0.0001秒以下である。
外れるはずがない。
(魔女ランダの力よ)
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