第19話 水といえば『セイレーン』。

 水といえば『セイレーン』。


 ・系統は『海洋』『河川』『湖沼』だ。


 ・四季は『秋』だ。


 ギリシア神話に登場する海の怪物である。


 上半身が人間の女性で、下半身は鳥の姿とされるが。


 後世には、魚の姿をしているとされた。


 海の航路上の岩礁から美しい歌声で航行中の人を惑わし、遭難や難破に遭わせる。


 歌声に魅惑されて挙げ句。


 セイレーンに喰い殺された船人たちの骨は、島に山をなしたという。


 一説によると『セイレーン』は、もともと『川の神の娘』で『水のニンフ』であったが、純潔を保つことに固執したために、愛の女神アフロディテの怒りを買い。


 「恋愛もせず、引きこもっているのは、けしからん」。


 鳥の姿に、変えられてしまったという。


 また『セイレーン』が、人魚のような姿になり。


 歌声で船を難破させるようになったのは、歌の女神に挑んだ歌合戦に敗れ。


 翼をもぎ取られてしまったことが、原因だというのだ。


 その名の語源は「紐で縛る」、「干上がる」で、フランス語だと『人魚シレーヌ


 ちなみに英語だと『サイレン』だったかな。


 また『月』のことをギリシャ語で『セレーネー』呼ぶ。

 

 関連『星座』:うみへび座 海蛇座 。


 春の星座。


 学名:Hydra ヒュドラ


 英語名:the Sea Serpent ザ・シー・サーパント


 プレイマイオス星座の一つ。


 88星座のなかで最も大きい。


 夏の星座の『へび座』と間違えないように気をつけよう。


 関連用語:2等星アルファルドアラビア語で『孤独なもの』を意味する言葉。


 16世紀の大天文学者ティコ・ブラーエが『コル・ヒドレ』(ヒドラの心臓)と名前をつけたことも有名だな。


 ギリシア神話でヘラクレスが殺した海蛇(ヒュドラ)を象徴している。




 いるか座 


 夏の星座


 プレイマイオスの48星座の一つ。


 日本では、『ひしぼし』という名前で呼んでいた。


 イルカは、古代ギリシアでは『海の神ポセイドン』に仕える神聖な動物と考えられていたみたいだな。


 人魚セイレーンのモデルは、恐らく『イルカ』だよな。


くじら座


 秋の星座


 プレイマイオス星座の一つ。


 全天で4番目に大きな星座だ。


 デネブカイトスは、クジラのしっぽにあたる。


 脈動変光星『ミラ』。


 ラテン語では『不思議な』と意味だ。


 海で生活を送っているのに『哺乳類』なんだぜ。


 生命の『不思議』だろう。


 また一説では『クジラ』ではなく、『シャチ』ではないか? という意見もある。


 クジラも、イルカも、シャチも見分けるのは、難しいからな。


 また、クジラを『草食系男子』と置き換え。イルカを『美少女』と置き換え。シャチを『肉食系男子』と置き換えば見分けるのも簡単になるかもしれないな。




 

 

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